閑居シニアの写真館

リタイヤして30年、いろいろと写真を写し続けています。最近は身近な風景を見たまま気ままに写真を楽しんでいます。

武蔵国分寺跡 3

2014-03-14 09:46:44 | 日常

薬師堂

仁王門をくぐって石段を上った先に薬師堂がある。

この薬師堂は、市重要有形文化財に指定されている。

建武2年(1335)に新田義貞の寄進により、国分寺史跡の金堂跡付近に建立されたと云われており、現在の薬師堂は宝暦年間(1751~1763年)に再建されたと云われている。

    

薬師堂に向かって右側には鐘楼がある。鐘楼の天井にも千社札が張られていた。

  

本堂正面の左右の柱の上には獅子らしきものと、鼻の長く牙があるように見える象らしき彫刻がのせられている。

薬師堂の中には薬師如来像が安置されている。

1年に一度10月10日に御開帳があり、一般公開される。

薬師堂裏には、四国八十八ヶ所石仏めぐりとして、石仏が並んでいる。

観光客の大部分の人はこの存在を知らない。

この石仏たちは、50年ほど前は、国分寺崖線の林の中彼方此方に安置されていたが、一時期石仏ブームが起きた時、この自然に安置されていた石仏の盗難が続き、石仏が消滅するのを危惧した国分寺住職が薬師堂の裏手に集め、盗難を防止し、四国八十八ヶ所石仏めぐりとしたものと推察される。

(私の子供の頃には崖線の至る所でこの石仏を見ることが出来、薬師堂の裏手には全く石仏は無かった。)

コメント (2)
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