遠近感を誇張したこんな撮影も面白いのではないでしょうか。
ワイドで撮影しているのにもかかわらず、垂直線が歪まず真っ直ぐなことにお気付きでしょうか。 何故でしょう?
この写真はカメラを水平に構え、フレーミングをしている画像の中心にカメラのレンズの光軸が来るようにしているのです。
ワイドレンズの撮影では少しでも仰角撮影にしたり、俯瞰撮影にしたりするとたちまち歪みが発生します。
余談ですが広場を取り巻く円形の建物は東京都議会議事堂だそうです。
一方こちらはリコーGX200の最望遠側の72ミリで撮影したものです。遠くの三井ビルが引き付けられ大きく手前に寄ってきています。
柱がやや傾いて写っていますが、極端な上つぼまりにはなっていません。望遠レンズの場合は広角レンズ(ワイドレンズ)と違って歪みは殆どありません。但し被写界深度は極端に浅くなりますのでピンボケが生じやすいので気をつけましょう。
見た目の望遠レンズの長さは短くても、広角レンズよりは遥に長いので、手ぶれに注意が必要です。コンデジの場合は特にこの傾向が強いので、望遠撮影は慎重にしたいものです。よく見かける片手撮影などはもってのほかです。
リコーGX200 5.1~15.3ミリ F2.5~4.4 ISO64 絞優先 F8 シャッターオート