家の中に入ると右手に土間があり、左手には水がめと流し台、お釜、蒸籠などが置いてある板の間がありました。ここで食事をしたのでしょうね。
土間にはかまどが二つ並んでいます。奥のかまどは焚口が二つあり、二つの鍋釜が掛けられるようになっています。
かまどの近くには石臼、餅つき臼と杵、農機具が置いてあります。どれも懐かしいものばかりです。
特にこの石臼には思い出があります。戦時中の疎開先の農家で、この石臼を借り、母と二人で、大麦の炒ったものをこの石臼で挽き、麦焦がしを作って餓えを凌いだものです。
隣には農機具があり、これにも思い出があります。鍬、鋤、備中、じょうれん等農家の手伝いでよく使いました。田植え、畑仕事で腰が痛く夜眠れなかった事など思い出していました。
キャノンパワーショットG9 4.7~44.4ミリ F2.8~4.8 ISO100
絞優先 F2.8 1/15秒 露出補正 -1.0 写真 1・4・5 フラッシュ使用