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本日二投目、辞任という選択肢はないのか〜日産の行方



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画像はhttps://meisha.co.jp/?p=3692 より

 日産自動車が11日に開く取締役会で内田誠社長の進退を協議するとの報道。
 この報道に接して、企業のコーポレートガバナンス、つまり取締役会における意思決定の仕組みなどについてはまったく無知な郷秋<Gauche>の素朴な疑問。

 つまり、代表執行役社長兼最高経営責任者(CEO)である内田誠氏には、日産の業績不振およびホンダとの経営統合が破談になった責任を取って、自らその職を辞するという選択肢はないのか。

 内田氏が「責任を取って辞める。あとはよろしく頼む」と云えば、取締役会において内田誠社長の進退を協議する必要もなく、すぐに次の代表執行役社長CEOの選定に入ることができるはずである。

 自らの意思だけで代表執行役社長兼CEOの職に就くことはできないにしても、常識的に考えれば、本人の意思で辞めることはできるのではないか。その前提に立てば、内田氏は自ら「辞める」と言っていないと云うことになる。

 ネット上では「そもそも社長の器ではなかったがルノーの、(現ホンハイのS氏よりも)『彼のほうが御し易い』と云う判断で彼が社長になった」とか、「報酬3億円の社長が9000人の首を切るのか」と云ったコメントが溢れている。

 果たしてそれが本当なのかどうか判断する材料のかけらも持ち合わせていない郷秋<Gauche>ではあるけれど、この後に及んでも辞めろと云われるまでは「社長の椅子にしがみついている」と云う姿は、何だか如何にも見苦しい対応で、潔くないなぁ(あっ、個人的理由でこの漢字が好きなのです)と思えてならないのです。いや、きっとそうはできない、郷秋<Gauche>などには理解のできない深い訳があるのだろうな。

 しかし、大切なのは社長の椅子でも日産自動車という会社でもなく、これまでの93年の歴史の中で培ってきたNISSANブランドへの信頼とNISSANファンを裏切らないことなのではないだろうか。

 仮に新社長(CEO)の元で再検討が進みホンダとの経営統合が実現した暁には、持株会社の下にぶら下がるのであれば確実にNISSANのブラントは残ることでしょう。ホンダの子会社となったとしてもホンダは必ずやNISSANブランドを残し再構築する。これこそが日産に取って一番大切にすべきことなのではないかと思うのだがなぁ・・・

 と云う事で今日(二投目)の一枚は、4ドアセダンの欧州水準に追いついた(追い越した)と絶賛された名車、初代日産プリメーラ(1990年)。このクルマに乗っていると、それだけでIQが20くらい高く見えた、そんな素敵なクルマでした(郷秋<Gauche>個人の偏見です)。

【郷秋<Gauche>が書いたホンダ・日産経営統合関連記事】
★ホンダ-日産、経営統合再協議はあるのか?(2025/03/15)
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/f73cd9355a482e5b5c3936d97f1e3513
★辞任という選択肢はないのか〜日産の行方(2025/03/08)
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/de0ae40433b06ccf2a86b1f362ee8407
★日産は自力再建?(2025/02/06)
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/752209c1e5a243b9fb1eb36dc4431584
★ホンダと日産の経営統合は破談?(2025/02/05)
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/3971f41bb5c5392feef98636b68e5aa9
★どうなる、日産(2024/12/20)
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/d576c45394e395f0c1ac588d16a0ec6b
★一人負け 背水の日産(2024/12/15)
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/b3d2d245d55758c8d309d6477d151b8c
★頑張れ日産!(2024/11/22)
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/86d619b87afb5c31f7ecde80fd39a982

横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは3月2日に撮影した写真を6点掲載いたしております。(この日だけ!)春本番の暖かさとなった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/dea19abeb6a9c41eecfc842d0ec42b8d

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#日産自動車 #経営不振 #業績不振 #経営責任 #日産自動車取締役会 #経営不振の責任 #日産CEO #ホンダとの経営統合 #NISSANブランドを残す #初代プリメーラ

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Unknown (月下の走術師)
2025-03-09 12:36:45
こんにちは。

内田氏も往生際が悪い人ですね。さっさと辞任すると言えば世間もそれなりに思うのですが、こうなってしまうとCEOの座がそこまで欲しいのかと恥ずかしく思います。さる有名な開発者のコラムで日産にはもう有能な開発者も経営者もいないと書かれていましたので少しでもクルマ好きな若者は日産を志すことも無いでしょう。後は政府が日産をどう処理するかです

初代プリメーラは私も乗っていました。ごく平凡なセダンでしたがステアリングを握ると曲がるのが楽しいクルマでしたね。2代目以降はコストダウンや方向転換で自然消滅してしまいましたが、大事な遺産を食い潰して自爆するのが日産は得意なようです。
 
 
 
Unknown (郷秋<Gauche>)
2025-03-09 14:24:30
月下の走術師さん
こんにちは&コメントありがとうございます。
無事之名馬(菊池寛)と云う言葉がありますが、これはクルマにも当てはまりますね。
日本のマイカー時代を気づいたカローラとサニーですが、サニーは消滅して20年以上経ちますか?カローラは派生車を増やしつついまだに健在です。どの代もコンスタントに売れていたかと思いますから、つくずくたいしたものだなぁと思います。セド・グロは消えましたが、クラウンは相変わらず好調ですね。プリメーラも良かったのは初代だけでモデルチェンジごとに魅力が薄れていきました。その辺りがトヨタと日産の違いという事なのでしょうね。
 
 
 
Unknown (月下の走術師)
2025-03-09 19:05:05
こんばんは。

カローラというかスプリンターは2台(AE85とAE86)に乗ってました。いわゆるFR最後のスプリンター(トレノ)で漫画であまりにも有名になってしまったあれです。AE85はバイク禁止で乗れなかったので親に買ってもらったもの、大学の研究室の仲間がAE86を買って惨めな気分を払拭しようと社会人になって自分で購入して完済したものでした。トヨタもまさかここまで人気車になるとは思ってもいなかったんでしょうね。

よく言われる「販売のトヨタ、技術の日産」というのがありますが日産のそれはプリンス自動車のそれを頂戴しただけで日産自体は大したことも無かったと思います。たまに歯車がかみ合って初代Zとか510ブルのような名車もあったんですが後継車を上手く育てられないのは今も変わらないでしょう。
 
 
 
Unknown (郷秋<Gauche>)
2025-03-10 18:36:26
月下の走術師さん
こんばんは&コメントありがとうございます。
>販売のトヨタ、技術の日産
誰が言い出した言葉なのでしょうね。
トヨタはカローラの派生車を次々に出して、大抵成功しています。対する日産サニーで当たったのはカリフォルニアくらいで、あとはRZ-1もNXもルキノも全部だめ。結局サニーそのものが無くなっちゃいましが。
クラウンのワイドヴァリエーションを見ても、やっぱりトヨタが強い。マーケッティングに応える技術があってこそ。トヨタの底力ですね。
 
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