唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
郡山布引高原風力発電所(その4)〜猪苗代湖〜磐梯山
郡山布引高原風力発電所の所在地は福島県郡山市湖南町赤津字西岐。郡山市に所在してはおりますが、ここは、郡山からは山を一つ(奥羽山脈の南端部分)越えた「会津」なのです。
古くは会津藩領で、明治以降幾度か村の合併を繰り返した後、1955(昭和30)年に中野村・三代村・月形村・福良村・赤津村が合併して安積郡湖南村となり、更に1965(昭和40)年に郡山市と合併し、郡山市湖南町となりました。「湖南」とは猪苗代湖の南の意味です。郡山市は福島県の「中通り地区」に属しますが、湖南地区は気象上の地域区分では「会津地方」であり、「中通り地方」に属する郡山の中心部とは異なり冬は寒く雪の多い地域です。
注:岩手県に次いで大きな福島県は、三つの地域(地方)に分けられる。東から浜通り地方(太平洋に面し常磐線と国道6号線が通る。中心都市はいわき市)、中通り地方(政治・経済の中心地で東北新幹線、東北本線、東北自動車道が通る。中心都市は郡山市)、会津地方(磐越西線が通り、歴史と豊かな自然を誇る。中心都市は会津若松市)。三つの地域は気候、文化、県民性がそれぞれ大きく異なる。
郡山市は地理的にも福島県の中心で、商業・工業の中心都市でもありますが、湖南地区は市街地から直線距離で30km離れた静かな田園地帯です。先にも記しましたが気象的にも、また歴史的・文化的にも会津に属すると云う特殊な立ち位置の地域となっています。
湖南地区から北を見た図です。色づいた稲田の向こうに福島県の象徴、磐梯山がその雄大な姿を見せています。稲田と磐梯山との間の緑は、猪苗代湖岸の松林です。湖水は見えておりませんが、この松林の向こう側は湖水浴場となっております。
磐梯山は1888(明治21)年に大規模な水蒸気爆発があり、山の北側1/3が吹き飛び、噴石によって川が堰止められ檜原湖、秋元湖、五色沼などができました。磐梯山の北側の湖沼地帯を裏磐梯(磐梯高原)と呼びます。普通はそのような云い方はしませんが、あえて云えば上の磐梯山は表磐梯と云うことになります。
「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは8月27日に撮影した写真を6点掲載いたしております。厳しい残暑の森の様子をご覧いただければ幸いです。
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.