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クラシック音楽作品名辞典


 何故か私に、コンサートのプログラムに載せる曲目解説を書けとの指示。「お願いできますか?」とは云っていたけれど、引き受けるしか選択肢がないような頼まれ方。まっ、嫌いな仕事ではないので引き受けはしたけれど、人様の目に触れるものなので少なくとも事実関係に間違いがあってはならないと思い久々に引っ張り出したクラシック音楽作品名辞典。

 井上和男編著 クラシック音楽作品名辞典 改訂版(三省堂1981年10月1日 第3刷)です。作曲家1,240名、43,900曲が収録されているそうですが、これだけ載っていると大抵の曲の概要はわかります。もう20年も前の話ですが、チェリスト長谷川陽子さんのオフィシャルサイトのウェブマスターをしていた時に、アルバムの紹介やコンサート案内の英語版を作成するのに随分とお世話になりました。

 ソナタ第何番嬰へ短調とかピアノ三重奏第何番変ホ長調の類は問題がないのですが、表題が付いている曲の時にはこの辞書頼みでしたね。日本語の表題が原題とは随分と違ったものであったり、作曲者は表題をつけていないのに後から表題が付けられた曲があることなどをこの辞書で学びました。

 ネット上の情報が文字通りデジタルなのに対して辞書はアナログ。今では何でもネット、何でもWikipediaですが、前後の関連性や時代背景を知るためにはやはり辞書が役立ちます。辞書は単なる知識の集積物ではなく「読み物」であることを思い出させてくれた、今日の「クラシック音楽作品名辞典」なのでありました。

注:アンダーラインが引かれているのはソナタ。演奏するのは「ヴィオラとコントラバスのための協奏交響曲ニ長調」です。

 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは6月14日に撮影した写真を6点掲載いたしております。梅雨晴れ間の森の様子をご覧いただければ幸いです。

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