姫蔓蕎麦


 姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)はヒマラヤ原産で明治時代にロックガーデン用として導入された多年草。「花期は5月から11月」と書かれたものを見かけるが、猛暑が続く時期には影を潜めてしまうので、見ため的には春秋の二季咲きと考えた方が自然。姫蔓蕎麦の命名も「ソバの花に似ているから」との記載が多いが、ミジソバ(溝蕎麦)には似ていても、ソバの花に似ているようには私には思えない。春の花も愛らしいが、秋にはV字形の斑紋がある葉が紅葉し一層美しくなる。

 今では庭から逃げ出して空き地や側溝の蓋の隙間などから生えて広がっていることもあることから雑草扱いされることも多い姫蔓蕎麦だが、園芸店では「ポリゴナム」の名前で売られている。ただし、買うまでもなく、道端で生えているものの蔓先を二、三本切ってきて水に挿し、根が出てきたところで地植えすれば容易に根付く。一度根付くと蔓で広がるだけではなく、零れ種を蟻が運ぶらしく庭のあらぬところで新芽を出して増えていく。生命力旺盛なところはやはり「雑草」か。

 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは 9月24日に撮影した写真を5点掲載いたしております。稲刈りの時を迎えた森の様子をどうぞご覧ください。

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