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青い政府専用機?

 それはないでしょう!と思っていた郷秋<Gauche>だが案の定、次期政府専用機となる777も現行747の日の丸と赤いラインを継承することになったようだ。ただし機体横のラインは一直線から流れるような曲線に変更される。

 機体整備の委託先がJALからANAに変更になることから、トリトンブルver.になるのではないかとの憶測が流布していたけれど、そんな事がある訳はないのだ。だって、日本のナショナルカラーは「アイボリーに日の丸」なのだから。

 しかしだ、冒険が許されないことは判っている政府専用機のカラーリングだが、機体サイドに流れるような曲線って、MRJと同じじゃないか。もう一ひねり、いや二ひねりも三ひねりもして欲しかった郷秋<Gauche>であるぞ。

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本田宗一郎の夢、ホンダの翼が日本に到着!

 郷秋<Gauche>も気が付きませんでしたが、実は20日にユジノサハリンスクから仙台空港へ到着していたようです。国内ではデモ飛行や地上展示などを、4空港で実施の予定で今日、羽田に飛来しマスコミへのお披露目。その後25日に再び仙台、26日に神戸、52日から3日までは岡山市の岡南飛行場(旧岡山空港)、4日から5日までは成田空港で公開の予定。

 ホンダのWebsiteには余り写真が載っていないようですので、郷秋<Gauche>御用達のAviation WireあるいはResponseでその雄姿をご覧ください。しかし、何故かANAの格納庫でお披露目ですね。その辺りの関係がどうなっているのかは知る由もありませんが。


 と云う訳で、今日の一枚は郷秋<Gauche>のThinkPadのデスクトップ上を飛ぶ、ホンダジェット。本来はこれもまずいのだと思いますが、今日ばかりは目こぼしいただけるでしょうか。

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トリトンブルーのMRJ

 三菱航空機が、7機製造予定の試験機の内、5号機をローンチカスタマーであるANAのトリトンブルーに塗装すると発表した。

http://flightliner.jp/news/36088.html

 試験機の内、初号機から4号機までは国内での試験飛行のあとは米国で試験飛行することになっている。と云う事はトリトンブルーのMRJ
は日本国内で見る機会があると云う事になるのかな。楽しみ、楽しみ。

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HONDA Jet、日本の空を飛ぶ!

 最初の顧客への引き渡しを目の前にして、ついにHONDA Jetが日本の空を飛びます。
http://www.honda.co.jp/jet/event2015/?from=copy

4
25日(土)仙台空港
4
26日(日)神戸空港
5
2日(土)~3日(日)岡南飛行場(旧岡山空港)
5
4日(月・祝)~5日(火・祝)成田国際空港

 日本国内の4か所でお披露目のあとはヨーロッパに飛んで519日から21現地時間)までジュネーブで開催されるビジネス航空ショー「EBACEEuropean Business Aviation ConferenceExhibition)」に出展する他、スイスや英国、フランス、ドイツ、ベルギーなど欧州各国でもデモ飛行などを実施する予定のようです。

 ところで航続距離僅か2,100kmHONDA Jet米ノースカロライナ州グリーンズボロ市のピードモントトライアッド国際空港からどうやって日本にやって来るのか気になりますね。太平洋を一気の飛び越えて来ることは勿論出来ないのです。米国西海岸からハワイまでだって飛べないのです。

 ここからは郷秋<Gauche>の予想ですが、北米大陸の12か所で給油しながらアラスカ州アンカレジに向かう。そしてアリューシャン列島、カムチャツカ半島を経由して北海道へ。釧路もしくは紋別空港で給油して仙台空港に到着と云うルートでしょうか。いずれにせよ、客室内に臨時の増槽を設置して飛んでくるのではないかと思うのですがどうでしょうか。

 北米から飛んで来るのと比べると、日本からヨーロッパへは中国まで飛んでしまえばあとは陸続きですから、時間はかかっても楽勝ですね。ただし、未知のルートで初めての長距離飛行ですから、パーツや整備士を載せた随伴機と一緒の旅となるのでしょうか。興味深々です。の辺りに詳しい方から是非ともご教示頂きたいものです。

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行きたいぞ、SFJフライトシミュレーター体験ツアー

http://www.starflyer.jp/dp/sim-tour201503/
行きたいぞ!でも行けない・・・

 これまで自衛隊のヒコーキ(固定翼・回転翼各1回)に搭乗したりと、結構貴重な体験をさせて頂いている郷秋<Gauche>ですが、乗るだけじゃなくてやっぱり自分で操縦してみたい!これは絶対行ってみたいのですが、やっぱり無理だなぁ・・・

 フライトシミュレーターはSFJの本拠地、北九州空港にあるんですね。4年程前にblogに書いたかも知れないのですが実は郷秋<Gauche>、SFJのA320に乗りたくて、博多への出張の折りにわざわざ北九州空港経由で帰ってきたことがあるのです。SFJのA320って、何故か魅力あるんですよね。そのA320のフライトシミュレーター。シミュレーターでもA320を飛ばせるのなら、これはもう飛んでいたいのですが、今年の3月は無理です。

蛇足:シュミレーターじゃないですよ。シミュレーターです。

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突然ですが、JALに提案

 何の脈絡も無く、突然思いつきました。
 真っ白い機体に垂直尾翼の赤い鶴丸。シンプルで悪くはないけれど、シンプル過ぎてつまらないとも云えます。そこで提案。在り来たりではありますが、エンジンカウルに色を付けてみたらどうでしょうか。同じような白い機体のSASは青の垂直尾翼に赤いエンジンカウル、ヴァージンは垂直尾翼、カウルとも赤と決まった色に塗っているけれど、決まった一色とせず、合併されて消えてしまったJAS機がまとって話題となったレインボーカラー、赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫の7色で機体毎に塗り分けてみてはどうでしょう。垂直尾翼の鶴丸でJALのアイデンティティは十分に保たれるから問題はないはず。「行はオレンジの777!」「帰りの787は何色かな」と楽しいんじゃないかな? いっそのこと、鶴丸も揃いのレインボーカラーにしてみたらどうですかね。

 ちなみに ”(I Can) Sing a Rainbow” では、Red and yellow and Pink and Green, Purple and orange and blue と歌われます。 日本ではないピンクが入り、その代わりと云う事なのか水色が無くなっています。アメリカでは虹も違った色に見えるのでしょうか。


 と云う訳で今日の一枚(実は二枚)は、昔懐かしいレインボーカラーをまとったJASの777とMD-90。MD-90に乗った時にCAのお姉さまにおねだりしていただいたポストカードです。良く見るとどちらも6色しかなく、しかも777とMD-90では使われている色が違っています。

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スカイマークのA330最終便

 エアバスA330-300による羽田からの最終便が、札幌の新千歳空港へ向かいました。就航キャンペーンとしてCAのミニスカート制服で話題となったA330での運行は、わずか7カ月半で終了です。羽田発最終便は既に新千歳に着いていますが、A330-300のホントの最終便は新千歳21:00発のBC730便(折り返し?)で、羽田到着の定刻は22:40ですから、今現在まだ飛んでいるんです。この便のクルーは今頃何を考えているのでしょうね。

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BeatからJetへ

 もう2年以上もPCのテスクトップに鎮座していたHONDA Beatくんですが、本日ご退席頂き、新たにHonda Jetくんにお出ましいただきました。Jetくんには、MRJが飛ぶ実写画像が出るまで毎日お目にかかることになりそうです。

 しかしホンダ、鼻息が荒いですね。2015年春からデリバリーが始まるHONDA Jetですが、10年後にはビジネスジェット機市場で15%のシェア獲得を目指すとの事。ちなみにこのマーケットのトップはセスナの23%ですから、業界第二位を狙うと云う事になるのでしょか。

 もっとすごいのはエンジン(HF120)単体でもこのクラスの市場の1/3を獲得したいと云う高い目標です。HONDA Jetは年に100機程度の販売を見込んでいるようですが、エンジンも同数(と云うことは200台)を見込んでいますので、機体で15%のシェアは倍の30%、つまり1/3と云う事になる訳ですね。

 1機4億5千万円程のHonda Jetですが、エンジン単体では8千万円程度(つまり1台4千万円。意外と安い?)。まずは中古セスナのエンジンをHF120に改装するビジネスを展開するようですが、勿論将来的には純正装着エンジンとして採用されることを目指すのでしょうね。いやはや、いかにも「エンジン屋」、ホンダらしい商売の仕方ですね。

 と云うわけで今日の写真は郷秋<Gauche>のThinkPadのデスクトップ、「使用前・使用後」の2枚です。なんのかんのと云っても、やっぱり郷秋<Gauche>、ホンダが好きなんですね(^^;



 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 19日に撮影した写真を4点掲載いたしております。晩秋へと向かう森の様子をどうぞご覧ください。

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MRJ、ロールアウト

 17日にお知らせしました通り、18日に国産初のジェット旅客機MRJがついにロールアウトしました。その模様がインターネットで生中継配信されましたがご覧いただけましたでしょうか。
http://www.ustream.tv/channel/mrj-roll-out-ceremony

MRJの美しい機体を静止画像でゆっくりご覧になりたい方は下記をClick!
http://www.aviationwire.jp/archives/47969


 ホントに惚れ惚れとするような美しい機体ですね。機首が鋭角に一気に前下がりになっているのが新し味を象徴しているでしょうか。このノーズを見てしまうと737も320もエンブラエルも前世紀の遺物のように見えてしまいます。いや、実際前世紀デザインの機体なのですが・・・

 しかし、ロールアウトしたとは云え問題はこれからです。来春から予定している飛行試験を順調に消化できるのか、近い例ではボーイング787。既に幾多のモデルを世に送っているトップメーカーでさえも飛行試験に入ってから多くの難問に直面し納入が遅れる事態となったのは記憶に新しい所です。

 MRJは2017年には最初の機体がANAに納入され日本の空を飛び始める予定です。3380kmと云うその航続距離はデンバーを起点に北米大陸を全てカバーし、欧州においてもパリを起点にするとアフリカ大陸の地中海沿岸を含めすべての地域をカバーします。東京を起点にするとソウルは無論のこと北京、香港、マニアをも射程距離に収めます。
注:MRJ70LRの航続距離はCRL、エンブラエルE-JetのLR(ロングレンジ)モデルをはるかに上回っている。

 MRJのRはリージョナル、つまり地域圏内の交通を担う旅客機ですから日本国内の各地を結ぶ路線に就航するのは当然のこととして、韓国・台湾・中国各地からあるいはフィリピンから日本へ多くの観光客を運んでくることにもなります。

 地方の観光振興にも大きな力となる可能性を秘めているMRJなのです。しかしですよ、MRJは出来て、周辺各国から日本全国にお客さんを運んでくる路線が開設されても、それを受け入れる体制が整わなければ地方の観光活性化は進みません。まぁ、そこが一番の問題ですかね。

 「恩田の森Now」
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 19日に撮影した写真を4点掲載いたしております。晩秋へと向かう森の様子をどうぞご覧ください。

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MRJ、ロールアウト!

 いよいよ明日、国産初のジェット旅客機MRJがロールアウトします。その模様がインターネットで生中継配信されるそうです。

日時:2014年10月18日(土)14:00~14:30頃
http://www.ustream.tv/channel/mrj-roll-out-ceremony

 今現在、上記のサイトにアクセスするとパスワードの入力求められますが、本番はパスワード無でつながるのでしょうか。ちょっと心配。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 12日に撮影した写真を4点掲載いたしております。秋たけなわの森をどうぞご覧ください。

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羽ばたくMRJ

 今日の神奈川新聞の経済面に「羽ばたくMRJ(上)」と云う結構大きな記事が掲載されていた。おそらくは18日のMRJロールアウトを意識しての記事なのであるが、案の定YS-11との比較を中心とした記事である。一般紙掲載の記事であるから、一番判り易い切り口から入りたい気持ちはわかるけれど、そろそろYS-11の呪縛から解放されても良いのではないでしょうかね。

 ところで、件の記事のタイトルでもあり今日のblogのタイトルともした「羽ばたくMRJ」だが、硬い素材で出来た主翼は、当然のこととして羽ばたかない。ガリレオ・ガリレイの時代から人間が考える飛行機械は「羽ばたく」鳥を模していたけれど結局、飛行機械は鳥のように羽ばたいて空を飛ぶことはできなかった。若い人が雄飛することを「羽ばたく」と表現はするけれど、「ヒコーキが羽ばたく」と云う表現は、郷秋<Gauche>には違和感がある。

 もっとも、同じく今日の神奈川新聞には、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」がクランクアップ、と云うタイトルの記事もあった。クランクアップもそうだけれど、歴史的仮名遣いじゃぁないけれど、歴史的には「羽ばたく」であったり「クランクアップ」であっても、平成生まれには既にピンと来ない表現なのかも知れないな。そもそもクランクアップはフィルムで撮った映画時代の話しであり、テレビドラマは最初からクランクなど無いVTRでの収録だったんじゃないのかなぁ・・・。

蛇足:固定翼機は羽ばたいたりはしないけれど回転翼機、つまりヘリコプターは、羽ばたいていると云っても良いかもね。

 「恩田の森Now」
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 12日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。秋たけなわの森をどうぞご覧ください。

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MRJ、10月18日にロールアウト

 我が国の国家プロジェクトとして開発が進められているリージョナルジェット機「MRJ」だが、製造を担う三菱航空機からは10月18日にロールアウト(飛行試験初号機)することが正式発表されたとの報道。
http://www.aviationwire.jp/archives/45969

 ついにここまで来ましたね。今後のスケジュールは、初飛行が2015年4-6月、2017年上期期には型式証明を取得し、航空会社への引き渡しは2017年4以降となる見込み。これまでもたびたびスケジュールの変更(遅れ)が行われてきたけれど、この予定なら今後も多少の遅れはあっても2020年には世界の空を飛んでいることだろうな。今後の各種試験も順調にこなし、予定通りの就航を楽しみにしたいものである。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 今週末は都合により掲載といたします。只今は13日に撮影した写真を掲載いたしております。初秋の森の様子をどうぞご覧ください。

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来春の羽田-富山便はどうなる

 来春と云うのは、つまり北陸新幹線の開通後と云う事なのだが、羽田-富山便(「便」と書かれていると云うことは、航空便と云う意味だ)の乗客はかなり少なくなることは間違いないだろうな。だって、駅から駅までたったの2時間7分、金沢までも2時間28分なのだから、あえてヒコーキで行こうと云うのは、郷秋のようなヒコーキ好きか、あるいは羽田のすぐ近くに住んでいて、富山あるいは小松の空港のすぐ近くに行こうとかと云う人だけだ。東京都内から、富山市内あるいは金沢市内まであえてヒコーキを利用しようと云う人は少数派である。

 30年前の東北新幹線の開通と同時に羽田-仙台便はなくなった。当然である。仙台よりももっと羽田に近い福島空港に臨時便が飛んだのは3.11直後で新幹線も東北自動車道も使えなかった特別な事情があった時だけの、文字通り臨時の措置であった。

 羽田-富山&小松便に話を戻そう。いや、新幹線が開通してもヒコーキ便のニーズがまったくなくなるとは思わない郷秋である。考えても見れば、東京-大阪が2時間26分で結ばれる現在でも、羽田-伊丹空港便が健在であるように、新幹線よりも若干余計に時間がかかったとしても、価格の優位性あるいは、空港での食事やショッピングを含めた旅の楽しみを求める層はなくならない。鉄道よりも融通の利く料金体系をフルに活用したホテル・旅館のパケージツアーと云う魅力の可能性もある。

 まぁ、ビジネス客は新幹線に流れるとしても、観光客を中心とした一定のニーズは必ずあると思う。もし、羽田-富山&沢便が消えたとしたら、それは新幹線の利便性に負けたのではなく、旅客を呼び込む為の知恵比べに負けたと云う事だと思う郷秋であるぞ。って、郷秋なら、行はヒコーキで、そして帰りは新幹線でと(その逆でも良いが)、乗り物に乗ることも旅の楽しみの一つととしたいものだ。

 「恩田の森Now」
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 8月31日に撮影した写真を4点掲載いたしております。秋に向かう森の様子をどうぞご覧ください。

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JALが今頃になってMRJ導入を発表

 国家プロジェクトとして開発が進められているMRJを、経営破たん後多額の国費(つまり税金)が投入されているJALが導入しないのはまっこと怪しからんと郷秋は度々書いて来たが、そのJALが今頃になってようやく32機の発注(確定のみでオプションなし)を発表した。

 JALは地方(正しくは地域、リージョナル。MRJのRはこの略)路線を運航するJ-AIRにMRJを導入し、経営破たん後に縮小していた同路線の再構築を目指すようだ。J-AIRは現在、ボンバルディア社(カナダ)のCRJとエンブラエル(ブラジル)のE170を運行しているが、2021年以降CRJとE170を順次MRJにリプレイスするとの事。

 ただし、MRJの配備開始までには7年を要すことを勘案し、JALはERJを27機(内オプション12機)調達することも同時に明らかにしている。計画通りに進めば、当面は老朽化が進行するCRJをERJにリプレイスし、2021年以降順次MRJを導入し2030年頃には全フリートがMRJとなる見込みだ。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、実家の庭で咲いていた秋海棠。季節が横浜より半月先行していますね。

「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
23日に撮影した写真を4点掲載いたしました。暑い中にも少しずつ秋の気配が感じられるようになって来たお盆過ぎの森の様子をどうぞご覧ください。

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オスプレイは本当に危険なのか

 今日の神奈川新聞は、米海兵隊のMV22オスプレイの県内飛来のニュースで持ち切りである。記事の基調は飛来反対であり、それは「無関心さへ懸念」と云う大きな記事タイトルに表れている。その論点はオスプレイが危険な航空機である点におかれているのだが、果たしてオスプレイは本当に危険な航空機なのだろうか。

 比較的信頼性が高いと思われるwikipediaにはこのように書かれている。少々長いが関係する部分を連載する。

----- ここから転載 -----

 在日米軍基地に配備が予定されているアメリカ海兵隊所属のMV-22[37]の10万時間当たりの平均事故率は、2012年4月11日の事故後に1.93となっている。事故前は1.12であり、いずれも米海兵隊所属の飛行機平均の2.45を大きく下回っている[38]。配備期間の短さを考慮する必要はあるものの、現在、MV-22の事故率はヘリコプターより低い(在日米軍に配備されているCH-53D(米国内配備開始:1969年)の事故率は4.15である)。

 アメリカ空軍向けの特殊作戦型であるCV-22の事故率は2012年6月15日の時点で13.47[38]であり、MV-22より事故率は高いものの、MH-53ペイブロウの十年間平均の事故率が12.34であり、CV-22の事故率が特段に高いとはいえない。また、CV-22は前述のとおり特殊作戦型であり、危険な任務につくことが多いためMV-22と比較して事故率が高いのは当然であるといえる。なお、CV-22は現在、在日米軍基地に配備される予定はない。

-----転載ここまで-----

 ちなみに神奈川新聞には「米海兵隊の『新型輸送機』オスプレイ」と書かれているが、V-22の初飛行は1989年、運用開始は2005年であり、初飛行からは25年、実戦配備から数えても既に9年が経過しており、双発の大型回転翼機CH-47チヌークと比べれば新しいとしても、あえて「新型」とする程新しくもない。米海兵隊としても自隊の兵士が危険にならされるような機体を実戦配備する訳はないのである。

 このV-22オスプレイが自衛隊においても早ければ2015年に配備される可能性がある。この配備については既に各地で反対運動が起きているが、一方、東京都小笠原村などでは早期の配備を求める議会決議をしている。何故小笠原村が自衛隊へのV-22オスプレイ早期配備を求めているのかと云えば、東京から1000Km南の孤島、小笠原諸島には1000Kmを飛んできた航空機が着陸できる飛行場が無いからである。小笠原で緊急手術が必要な重病人が出た場合には俊足とは云い難いUS-1&2で搬送する以外の方法はなく、より迅速な搬送のためにV-22オスプレイの配備が待たれているのである。このような自治体があることも忘れてはならない。

 V-22オスプレイの自衛隊への配備については離島防衛への迅速な対応の他、小笠原の例のような利用の仕方、また自然災害時の対応等多面的な利用が考えられる。勿論航空機である以上事故の危険性が少なくないのは事実であるが、確たる根拠もなく危険である「らしい」と主張するのではなく、より正確な情報に基づく議論が必要であることは論を待たない。政府もより正確な情報を提供し、V-22オスプレイを待望している人々がいることも考慮しながらの冷静な議論が展開されることを望みたい。

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昨日撮影した写真を4点掲載いたしました。暑い中にも少しずつ秋の気配が感じられるようになって来たお盆過ぎの森の様子をどうぞご覧ください。

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