矯正治療には基本的には季節性はないのですが、夏休み期間に開始したいというご希望が割とあります。
全体的矯正治療ですと中学高校の時期がいわゆる適齢期なのですが、毎月1回ほどの目安で来院できるかというのは、治療を進めるうえで大きな要素です。
中学や高校入学から数か月の夏休み、勉強や部活の忙しさの中で通院可能か加減が分かってくる時期です。
私の方でも、夏休みくらいまで様子を見て、大丈夫そうだったら矯正治療をスタートしましょうとお話ししています。
今日は土曜日、診療チェアーの1台は矯正治療患者さん対象でで使っています。しばらく時期を待って夏休みスタート目安で来院した患者さん、2名です。
いずれも出っ歯系の患者さんで、特に上の写真の患者さんは奥歯の前後的ズレが大きい、骨格的不調和が明らかな患者さんです。
写真では若干軽めに見える傾向がありますので、歯型や実際の患者さんの顔貌を見ると、なかなか重症です。
もちろん口も普通に閉じることはできず、前歯でモノを嚙むこともぎこちなさそうです。
お二人とも、上の左右第1小臼歯を抜歯する治療計画になると思います。
抜歯は必要でしょうが、治療後の改善がドラマチックなことが予測され、治療をする側としても結果が楽しみな例です。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam