福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯科でのエビデンス

2007-04-16 | 歯みがきのこと

EBMという言葉を聞いたことがありますか? 医科や歯科の分野では少し前からよく耳にする言葉です。Evidence Based Medicine の略がEBMで「根拠に基づいた医学」ということですよね。
昨日、歯周病に関するEBMセミナーを受講しました。大学講師と臨床医の先生、それぞれの立場から、Evidenceをいかに臨床に取り入れるか?という話でした。私も大学病院勤務経験が長くそれなりの研究をしてきましたので、患者さんそして保護者の方には、なぜそのような治療をするのか?とか、なぜ予防でそのようなことを重要と言うのか?など論文のデータをもとに分かりやすく説明するよう努めています。あまり熱心に詳しく説明すると、逆に理屈っぽく分かりにくくなりそうですので、程ほどにしています。
臨床を中心にやっていますと、ついつい自分の経験に基づいて説明したり治療選択をしがちになりますので、バランスが重要と感じています。
この辺の詳しい話はまたいずれということにして、このセミナーのスポンサーがP&Gで歯科分野では電動歯ブラシ(ブラウン、Oral-B)や歯磨き剤(Crest)などを提供しているメーカーです。セミナーにはブラウンのProfessional Care 8000 というモニター用の電動歯ブラシが付いてきたのですが、私自身、初期型のブラウンのスピンブラシタイプの電動歯ブラシを結構以前から使用してきましたので、最近進化しているこのタイプに興味があります。
歯科業界ではソニッケアという音波歯ブラシがメジャーですが、歯磨き効果というエビデンスでは初期型から進化したブラウンの方が勝っているようでもあります。使い勝手+エビデンスを評価しつつ、しばらく試したいと思います。


上の2つは基本型で電池式と充電式の違いです。一番下が、Professional Care 8000 で、これは回転運動に加えて上下振動が加えられています。ブラシ部分はすべて互換性があります。ブラシの種類も最近増えていますね。

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