福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

小児歯科診療室でのお父さん

2006-08-12 | 子どもとの付合い
当院では、就学前くらいの子どもの患者さんでしたら、治療の時には通常保護者に一緒にいてもらっています。母親と一緒の場合が多いのですが、最近は父子で来院される場合も時々あります。親が横にいてくれるというのは子どもにとって心強く安心感があるわけで、お父さんの子どもに対する対応というか、声かけがお母さんと違っています。
3歳の男の子の上の前歯の治療で、同室したお父さんの声かけが、「がんばれ~! 新庄みたいにかっこよくなるぞ~」。これは結構うけました。
また、私たちは治療経験があまりなかったり、治療に対して不安が大きい子の場合特に意識するのですが、治療の各ステップを子どもが分かるように説明して、見せて、実際やって上手に出来たら褒めるというTSD法という学習技法を使っています。先程とは別のお父さんですが、私が治療を進めながらTSD法の説明などをしていたら、途中からお父さんがわが子に治療の説明をしてあげて、上手に出来たら褒めるという、まさにTSD法を上手にされたんです。治療終了時には思わず、「お父さんどうも有難うございました、助かりました」。
子どもが歯科治療をいやがるのは当たり前ですから、その際、「きちっとしなさい」とか「じっとして口を開けなさい」とかの命令ではなく、子どもの頑張りをサポートするような声かけはすばらしいと思いますし、子どもも嬉しいのではないでしょうか。これも父性というのかな~?
ちなみに新庄の歯はホワイトニングであのように白くなっているみたいですね。ちょっとホワイトニングやりすぎでしょうが。
当院でも、保護者向けにホワイトニングを始めようかという話もチラホラありますが・・・。
コメント
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