福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

子どもの食をめぐる現状 その1

2006-11-16 | 食のこと

「福岡小児歯科集談会」という福岡県を中心とした小児歯科開業医のスタディグループがあります。私も今年入会しましたが、昨日この会の総会と講演会がありましたので出席しました。実は総会の議長を頼まれたこともあって出席したのですが、総会後に福岡市の中村学園大学栄養科学科の助教授でいらっしゃる今井先生の講演がありました。そのタイトルが「子どもの食をめぐる現状」。
昭和30年代はじめまでの日本型食生活から、次第に西洋化食生活が始まり現在に至るまで、食の内容や量の変化について、そしてその問題点についてお話をされました。
おもしろいというかなるほどと思ったのが、総摂取エネルギーのうち、蛋白質、脂質、炭水化物から摂るエネルギーの割合がどのようになっており、どれくらいが理想的かという分析でした。各国を比較してみると、西欧諸国はやはり脂質からが50%近くで、高コレステロール、肥満、心筋梗塞などが多いのも直結していますよね。
日本は以前は20%台前半から最近は30%近くになっており、中村学園の学生さんも年齢のわりには高コレステロール値を示す人が多くなっているとのことでした。でもまだ日本人が脂質を取り過ぎないのはご飯に救われているそうです。日本型食生活とは主食偏重型ともいわれ、昭和30年代はじめの典型的な食メニューは、主婦で毎食ごはん2杯と味噌汁、それに若干副食が付くというものだったそうですから、エネルギーは炭水化物から取りすぎていたかも知れません。いまどき、男性でも毎食ご飯2杯ずつという人は少ないですよね。
お話は明日以降に続く。
ちなみに「福岡小児歯科集談会」は「子どもの歯Q&A」というHPがありますので、子どもの歯のことで困ったことや疑問があったり、ご近所の本当の小児歯科医を探す時には、http://www.geocities.jp/kodomonoha/  へアクセスしてみて下さい。


これは「こどもの歯Q&A」のブックレット版です。

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