福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

またまた犬歯位置不良例

2024-06-24 | 歯並び、矯正の話

上の永久犬歯は、出て来る前の段階での位置不良例は珍しくありません。
どのように出くくるか、または出て来ないのか経過観察中、さらに矯正治療の患者さんも常にいます。



この患者さんは、乳歯がすべて生え変わった年齢です。
もともと上の犬歯は生え変わりの順番が後で、ズレている犬歯が出て来るのはさらに遅れます。
すべて生え変わると、奥の方にさらに第2大臼歯が生えて来て、歯が前方に押されます。
歯並びに連続性がないと、デコボコが悪化する時期になります。



なのでズレた犬歯が程々出て来るまで、この時期奥歯が前方移動しないように保隙装置(この患者さんではTPA)を入れて、矯正治療開始まで待ちました。
正面写真で分かりますが、デコボコ側の向かって左側に上の前歯がずれて、真ん中が一致していません。
また、下の歯並びはほぼ問題なしです。
上下顎の前後的位置関係もOKなので、2次元的に上の歯並びのみ改善すれば大丈夫ということになります。
マルチブラケット装置で犬歯部のデコボコ、上の前歯の移動を行っていきます。期間的には半年ちょっとと予測しています。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« プロテインを摂りましょうと... | トップ | こちらは犬歯欠如例 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿