福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

小児用歯ブラシはどんなのが良い?

2022-09-21 | 歯みがきのこと

小児用の歯ブラシと言えば、年齢によって仕上げ磨きや自分磨きの割合が異なると思いますが、それぞれ異なるタイプの歯ブラシを使う必要はありません。
細めの植毛が密で短めなタイプが、コシがあって、かつ普通の硬さになって、おススメです。
植毛がまばらで長めのタイプは、安価かも知れませんがコシが無く、ブラシ圧が良好に伝わりません。
植毛部も大きさだけではなく、横から見て毛の長さもチェックですね。



これらは、当院の歯磨き指導用で上側が就学前くらい、下側は小学校中ほどくらいまでに適します。
患者さんには無料で提供していて安価なものですが、一応歯科医院用なので、先ほど述べたような要件は満たしています。



年齢に関わらず、歯ブラシ圧は軽めで横磨きが原則です。
歯と歯茎の境目のブラッシングがポイントなので、強めに大きなストロークで磨くと、歯茎が痛いとか傷つけてしまいます。
特に前歯部分を磨くときは、仕上げ自分に関わらず、鉛筆を持つようなペングリップが良いでしょう。
力が入りすぎず、腕は動かさず、手首のグリップで小刻みに動かせます。
また、仕上げ磨き用ということで柄の部分が長く植毛部が小さいタイプがあります。
形態的に、一瞬なるほど~とか思いますが、実際就学前くらいではお口も小さいし、ペングリップで短めに持ってブラシする方が安定します。
なので、特に仕上げ磨き用を用意する必要はありません。
ちなみに、通常は朝晩2回の歯磨きが望ましく、仕上げ磨きを受けている年齢では、保護者監督のもと2回が定着している小児がほとんどです。
小学校高学年になり、歯磨きの自立の時期で、朝磨かなくなる例がチラチラあります。
お手伝いは不要ですが、保護者の方はモニタリングとか声かけは必要かも知れません。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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