福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯磨き剤はフッ素濃度が重要

2023-03-15 | フッ素について

虫歯予防には、フッ化物の適切な使用が最も効果的です。
日々の歯磨きにフッ素含有歯磨き剤を使用するのは当然ですが、製品中のフッ素濃度が重要です。
最近歯科の複数の専門学会共同で、フッ素入り歯磨き剤の使い方や量、年齢による推奨されるフッ素濃度などに関して、ガイドラインが出されています。
市販の歯磨き剤は高濃度フッ素製品を除き、パッケージに濃度が明記されていないのは、ちょっと困ります。
子ども用の製品はフッ素濃度がガイドラインよりも低いことがあるので、注意です。


  

写真の二つの製品は子ども用の通常の歯磨き剤ですが、フッ素濃度が500~600ppm で、3歳未満くらいであれば適切な濃度です。
3歳以上だと1000ppmほどが推奨されるので、キッズとかこどもとか書いてありますが、上記の製品は乳幼児用と理解するのが良いでしょう。
3歳以上では1000ppm、小学生以上だと1500ppmが推奨されますが、最も多いのは成人用も含め1000ppm程の製品です。
まだ1500ppmの製品は少なめなので、現実的には1000ppmでOKでしょう。
歯科医院専売の製品だと、濃度が明記されていますので、医院での購入が無難と思います。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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