福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

矯正治療の必要性

2023-03-14 | 歯並び、矯正の話

患者さんや保護者の方から、矯正治療は必要でしょうか? という質問は多々受けます。
もちろん審美的な改善もありでしょうが、歯並びデコボコだと虫歯歯周病のリスクが高く、かみ合わせが良くないときちんと噛めないという、歯科的問題はあります。
軽度~中程度ですと矯正治療の必要性は、そこまで高くありませんし、私もこちらからはお勧めしません。



当院での矯正患者さんの姉で、成人ですが、例外的に当院で矯正治療を行いました。



骨格的に反対咬合系で、上の歯並びが小さいため、かみ合わせが浅く、上の前歯が前傾して噛むタイプです。
気にならない人は気にならないでしょうが、笑った時に上の前歯が目立ちすぎるとのことで、矯正治療をご希望です。
このような例は相談がなければ、私は治療は勧めません。
上下左右の第1小臼歯抜歯で治療スタートです。
やや歯の移動が遅い印象で、2年半以上かかりました。





ご希望に沿うには4本の永久歯抜歯が必要で、やるからには満足いただける結果を出す必要があります。
噛み合わせや口元の調和という意味では、確かに改善はしました。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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