福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

乳歯の時期の反対咬合の治療

2017-10-11 | 歯並び、矯正の話

4歳の患者さんで、反対咬合の治療がご希望です。
乳歯の反対咬合は、4歳ごろになりますと早期治療が望ましいか判断できますし、治療のための装置が使えるようにもなります。
また、5歳後半以降になると生え変わりも始まりますので、治療には中途半端な時期になってしまいます。
早期治療が適切な例、時期というのは限られていると言えます。











この患者さんは4歳、がっつり逆に噛んでいて、上の前歯が内側に倒れているパターンです。
早期治療が望ましいのですが、原因から考えると上の前歯を外側に傾斜させると治癒すると予測されます。
マウスピースタイプより、リンガルアーチといって上の前歯を内側から直接外側に押し出す装置が良いと判断。
固定型で24時間入れっぱなしなので、適応症であれば効率よく治癒します。












約4か月後、かみ合わせが良くなり、その後しばらくダメ押しというか噛み合わせの安定を観察し、5か月ちょっとで終了。
生え変わりまでしばらくありますので、正常な噛み方に馴染んできて生え変わりを迎えると、永久歯で良い結果につながると思います。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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