福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

噛み合わせの改善は早期が望ましい

2021-01-13 | 歯並び、矯正の話

小学校高学年の患者さん。
反対咬合の治療をご希望です。







上の歯並びはもちろんデコボコですが、歯が大きくてデコボコではなくて、噛み合わせが良くないことが主たる原因です。上下の真ん中をチェックすると、下顎が向かって右側にずれています。
年齢的に下顎の形が左右非対称ではなくて、噛み合わせが不良でズレている要素がほとんどです。

上の歯並びの幅が若干狭かったので、数か月拡大して、その後前歯にブラケットを付けて改善しました。







後戻り防止で、犬歯以降の乳歯が生え変わるまで、裏側からの装置で固定です。
下顎のズレははぼ改善しました。噛み合わせが顎のズレを起こしていたという証拠ですね。
思春期成長まで放置しておくと、骨格的に非対称になりやっかいです。
ただし噛み合わせが浅めなので、今後数年間の成長発育の観察は必須です。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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