福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

抜歯矯正の1例

2021-01-11 | 歯並び、矯正の話

中学生女子の患者さんで、矯正治療ご希望です。









上下ともデコボコかつ良く噛み合っていませんので、矯正治療が望ましい例です。
上下でデコボコの部位は異なりますが、均等にスペース不足なので、上下左右の第1小臼歯抜歯の治療計画です。
歯並びがデコボコだと、顎が小さいと説明する歯科医もいるかと思います。
しかしながら、日本人の平均データがありますので、歯型やレントゲンで計測すれば客観的に説明できます。
日本はほぼ単一民族なので基本データがありますが、アメリカなど多人種国家ではそういう比較は簡単ではありません。
日本人のデコボコ歯並びの場合、圧倒的に歯のサイズが大きい例が多いというのはデータ的にはあります。
この患者さんの場合は歯は大きめで上下歯並びとも小さいという、両方の原因がありました。
一つ前のブログで登場したTPAを、治療開始時に組み込む予定です。
因みに只今のBGMは The Beatles 。解散が1970年、ジョンレノンがNYで亡くなったのが1980年。
新しい古いを超えた、普遍性を感じさせる曲たち。



ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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矯正関連の装置作製

2021-01-11 | 歯並び、矯正の話

今日は連休で休診日ですが、午前10時から医院のPCでウェブセミナーを視聴しながら、矯正関連の装置をいくつか作製しました。
作製に慣れていて、そこまで時間はかからないので基本自作です。




奥歯にバンドを適合して歯型をとって、技工用の模型を作製します。
右は犬歯が埋まっていて前歯付近に重なって出てきたため、本来の位置まで移動して、その後安定させるための装置。
中央は、第1期治療で反対咬合を治療して、その後奥の乳歯が生え変わるまで後戻りを防ぐために入れる装置。
いずれもリンガルアーチといいます。どちらも使用期間は1年ほどでしょうか。
左は、抜歯矯正開始前に上の装置に組み込む、TPAという装置。この後バンドの外側にチューブを接着します。
週明けに来院予定の患者さんです。
これらは歯を動かすというより、固定の装置です。
リンガルアーチは、ワイヤーにスプリングを組み込めば簡単な歯の移動はできます。
わたくし的には、ブラケット使用の方がシンプルで確実に治癒するので、使用頻度は高いですね。




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