学校歯科医会から「生きる力をはぐくむ口腔機能」という冊子が送付されて来ました。私も特別支援学校の校医で学校歯科医会に属しています。
昨年春の医療保険改定で、歯科分野では口腔機能発達不全症という診断名(病名)が新たに設けられました。
食べる、話す、 呼吸するというお口の元来の機能を再考しようという動きで、これは虫歯や歯周病の治療やケアに留まらず、歯科分野でより全身健康に関わっていこうという方向性だと思います。
私のかつてのボス、N先生は20年以上前から、このような時代が来るよと仰っていましたので、やっと時代が追いついたということでしょう、私的にもウェルカムです。
ここのところ、歯科分野のメジャーなトピックの一つが、この口腔機能発達不全に関することです。
N先生が少し前にお話しされていたのですが、学校歯科でも口腔機能発達不全を学校健診の項目に入れる動きがあるので、そうなれば小児歯科に患者さんが来院するだろう。
小児歯科医はそれに準備が必要になる、と予測されていました。
私としては望むところで、さらに知識や経験を深め対応していきたいと考えています。
歯並び噛み合わせ、鼻呼吸と口唇閉鎖、舌小帯異常や構音障害などの評価、診断、治療力を高めていくことが必要でしょう。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam