福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

矯正治療のタイミング

2019-01-06 | 歯並び、矯正の話

久しぶりの歯科ネタです。
最近初診の小学校高学年の患者さん。









ご覧のように、上の前歯の出っ張りとデコボコが気になるとのことで、患者さん本人の主訴も強い例です。
これくらい出っ張っていると、口を閉じにくいと言うことが当然起こって来て、より前歯が出っ張ってくるという悪循環になります。
このような例では通常噛み合わせが深く、下の前歯が上の前歯を突き上げたような状態になっています。
成長期にも入りますので、矯正治療のご希望がある場合には、この時期が治療開始のタイミングと考えます。

前歯の不揃いが軽度であれば、永久歯への生え変わりの後半であるこの時期にマウスピース(プレオルソ)のみでかなりの改善が期待できます。
この患者さんの場合は、まずは上の前歯部分をブラケット矯正で半年ほどで綺麗に揃えた後、プレオルソを1年ちょっと程使用すれば治癒すると診断しています。
全部永久歯に生え変わるまで待って全体的にブラケット矯正も可能ですが、より複雑になり、場合によっては抜歯矯正も考えられます。
生え変わりの後半、下顎発育のちょっと前と言うタイミングが、この患者さんの場合は良いタイミングとして利用できます。




ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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