最近矯正相談で来院され、治療スタート予定の中学生の患者さん。
見ての通り、歯並びデコボコの治療ご希望です。
デコボコが原因で、向かって右側の側切歯が逆に噛みあっていますね。
歯並びデコボコの場合、中程度であれば永久歯を抜歯せずに治療と言うことになりますが、この場合歯列の拡大がポイントです。
上の歯並びの幅の拡大は結構可能ですが、下は殆どできません。下の場合、前歯が前傾して並びますので、前傾が治療上必要でしたらOKです。
この患者さんでは、下の歯並びはあまりデコボコではありません。上の歯並びが狭いわけですが、このような場合、反対咬合系の骨格がバックにある場合があり、奥歯の噛み合わせのチェックが重要です。
この患者さんの場合、その要因はありませんので、上の歯並びを拡大して下の歯並びに合わせるという治療計画になります。
もちろん絶対抜歯はありませんというわけではありませんが、抜歯せずにスタートして、例えば半年くらいして再評価するのが適切と考えています。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam
6月4日からの1週間は「歯と口の健康週間」です。20世紀には虫歯予防デーを6月4日に設定していましたが、虫歯だけではなく歯周病や食べる機能の面も考えられるようになって、現在は異なる呼称になっています。
この時期、歯科医師会も様々なイベントを企画していますが、マスコミ的にも歯を題材にすることも多いように思います。
最近、Fコープの取材を受けました。
Fコープでは最近、Cheer! days というウェブサイトを立ち上げていて、この時期にあわせて、子育ての中での歯の話題をアップしたいとのこと。
6月初旬に2シリーズアップされるとのことです。就学前のお子さんを対象にした、虫歯予防の内容です。
ご覧くださいね。
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