福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯の外傷の話

2014-11-02 | 歯のけが

今日は外傷歯学会の西日本地方会に出席しました。
専門外の人には、歯の外傷だけでひとつの学会があるのか~? とお思いでしょうが、広い意味ではお口の中の軟組織、顎顔面の損傷なども含まれますので口腔外科分野も関わりがあります。
ですから、それほどマニアックというわけではありません。
名前がマニアックと言えば、接着歯学会というのがありますね~。でも歯の詰め物や被せ物、矯正装置を歯に付けるときなど、歯と材料の接着というのは非常に重要で、歯科治療の根幹の部分とも言えます。
接着材料や技法の進化で、治療のポリシーや方法が大きく進化していますし、内容的には全くマニアックでは無いんです。
外傷の話に戻って、小児学童では転んだりぶつかったりしての歯の打撲は、やはり大人と比べて多く、当院でも色んな例に対応しています。
今までの知識や臨床経験をもとに処置や経過観察をしているのですが、このような学会には時々参加して、考え方や処置のポリシーに問題がないか自己評価すべきですね。それと最新の考え方も取り入れるということ。
今回は福岡歯科大学の小児歯科が主催でしたので、そのつながりもあって乳歯や幼若永久歯の処置の話題が多かったのですが、やはり私は間違いなかった、というか私と同じ考えの人たちが結構いるなということでした。
他の医院での診察後に当院に受診される患者さんもいらっしゃって、診断や経過の見通しなどで違うな~と感じることもあって、残念に思うこともありました。
ちょっとほっとしたところです。
この学会が発信しているガイドラインが、もっと一般の歯科医師にも普及して欲しいものです(http://www.ja-dt.org/guidline.html)。














ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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