食育という言葉が認知されてしばらくなりますね。食をつくる人の立場、保育の立場、医科歯科的立場それぞれからこの「食育」が発信されていると思いますが、歯科を専門にしている者からみると、他の分野では歯科的要素が不十分だったり、不適正だったりしますし、歯科的立場では現代の子どもの育ちとか環境という生活部分の観かたが不十分のように思えます。このように問題提起することは簡単ですが、私自身もまだ勉強、経験が不充分と思いますので、多方面からの情報を集め、専門性は維持しつつそれを統合することだと考えています。
今月新刊の「子どもの食の育て方」。この本は歯科的な立場からではありますが、咀嚼するための歯のみでなく小児の育ちや機能という面でも研究したり臨床をされているメンバーが著者です。
書籍のカタログは学校での養護や保健関係の指導用教材で、先日の小児歯科学会の業者展示コーナーで貰ったもの。スタッフにも興味があるものがあったら選んでおいて、と頼んでいるところです。当院皆で勉強を進めたいなと思っていますし、このあたりの本は待合室にも置いて、保護者の方にも読んでほしいですね。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
http://www.futatsuki-dental.com/