福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

コーラはむし歯をつくるか?

2007-06-09 | むし歯予防の話

夏に向かって清涼飲料も新製品が出てきていますね。
私自身はビール、お茶、水以外の水分はあまり摂らないのですが、仕事柄、世の中の甘味飲料も一応調べておかねばなりません。
最近新発売のコカコーラZERO、これもダイエット・コーク同様のノンカロリーですが、実際飲んでみるとさらに甘味が低いように感じます。レギュラー・コークの味が好きな人にとってはダイエット・コークでも物足りないでしょうから、ZEROは対象が別なんでしょうね。ノーカロリー・コークはまだ飲んでいないのですが、ノーカロリーが女性、ZEROが男性ターゲットで、ダイエット・コークから枝分かれしたということでしょうか。
ちなみにノンカロリー甘味料の場合、甘くても、歯垢として歯に張り付いた虫歯菌は酸をつくる事ができないのでむし歯はできません。炭酸飲料の酸が歯を溶かすのでは? とお思いかもしれませんが、歯の表面を短時間で流れていく炭酸では歯は溶けません。
コーラはむし歯をつくる飲料の代表のように言われた時期もありましたが、炭酸飲料のむし歯の原因は意外と多量に含まれている糖分ですから、アスパルテーム(商品名パルスイート)を主たる甘味料にしているノンカロリー系は問題なしです。だからといっていつも飲んでいると、他の甘いもの好きになり結果的にむし歯ということになるかも知れないので要注意です。 これは後光効果(Halo Effect)と言われています。

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