漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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日曜散歩:井野の辻ぎり

2019-03-04 | 植物&動物
しばしば小雨降る静かな散歩道でした。
古い民家や畑の隅にはよく梅が植えられていて、どこも満開。いい香りが充満してます

一株に紅白の花が咲いて、ひな祭りっぽい梅


りっぱな「井野の辻ぎり」をみつけました。ヒイラギもつけてにらみをきかせてます

毎年1/25に、藁でヘビをつくり木に巻き付ける厄除けで
佐倉市の井野のあたりでは、村境6か所の木に掛けるとのこと。
小さな蛇(小辻)は各家の戸口に掛けるので、民家の庭木に小さい藁のへびを見かけることもあります
なぜ「辻ぎり」というのかは不明
佐倉、八千代、船橋、市川などの古い土地にのみ伝わる風習です


ヤブツバキがよく咲いています。さすが木の春(椿)

まだ寒いのですが、3月に入ったとたんにウグイスも囀り始めました

なんとなく気持ちのやり場がないこの頃は、朝に○○夜に○○の漢方

2019-03-01 | 気持ち・眠り
胃腸が弱くて眠りが浅い体質で、心脾顆粒を毎日服用し、
他には季節やその時の体調に応じて漢方薬を加減するお馴染みさん(女性)が、

「この頃は、朝に逍遙散で、夜に心脾顆粒、かなあ」とご来局
「最近なんとなく、イラつくというか気持ちのやり場がないというか・・・」

おお、素晴らしい感性! この二つの処方は女性の春の養生の筆頭

「女子傷春、男子悲秋」
陰陽学説では女性は「陰」に属し、そのため万物昇発の「陽」の塊みたいな春にうまく馴染めず憂鬱になりやすいのだとか
そこで、昼間は気の流れを調え、夜は消耗した気血を補うと落ち着くのです

春は「肝」。流れが滞りやすくイラっとしやすい季節。肝血を養いリラックスすることが大切

漢方って必ずしも、一日3回食前または食間でもなく、そういう飲み方もあるのです
よくご相談になり、体質を知り漢方を知り、漢方を上手に使ってくださいね

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