漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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糖尿病の養生法(NHKためしてガッテンから)

2006-09-07 | 老化・血流
昨日のNHKテレビの『ためしてガッテン』の糖尿病の話題
とても興味深く、そしてわかりやすかったので、覚えておきたいデス。

教訓1:改善は、自分の体を知ることからはじまる

糖尿病は生活習慣病。生活習慣を改善することが第一の治療法。
ならばどうやって生活習慣を改善させるか?

「朝昼晩と血糖値を測定する」だけ。

そうするとどんな生活をすると血糖値が高くなるか逐一数字で
見せつけられるのです。
TVで出演した実行者は、数値が高く現れるとかなり落ち込み、
心底反省していました。
自ずと、生活内容を改善するようになり、結果、糖尿病薬を飲む
までもなくみごとに数値が改善。

たとえば食事では、
昼食のつるつるっと食べられる麺類メニューは、カロリーが低そうでも、
早食いになってしまって、意外に食後の血糖値がとても高くなり、
一方夕食の中華メニューでは、食べるときにしっかり噛むので、ゆっくり
した食べ方となり、こちらのほうが数値の上がり方が少なかったですね。

ゆっくりよく噛んでバランスの良いメニューを食べ
まめに運動する(ウォーキングなど)


それが養生法の答えだけれど、
今日当薬局に、あのウエストをひねる運動をする運動器具が
ほしいと来局された方がいた。

(そうくるとは、思わなかった
テレビでは、毎日1時間ウォーキングをすることにした
っていう結末だったんだけどな・・・
確かにあれのほうが簡単そうだったけど・・・)


教訓2:日本人は農耕民族体質である

肉文化(?)の欧米人と比べると日本人はインスリンを分泌する
速度が遅いんだそうです。
なぜならば、
大昔から日本人は、魚貝類と野菜の食生活をしてきたので
インスリンを欧米人ほど必要としなかったから。

そこへ近年、欧米スタイルの食事が多くなってきたものだから
結果、糖が血中に溢れ、糖尿病が多くなったらしい。

つまり、欧米人と同じ食事をしていたら、日本人はすぐに糖尿病に
なってしまうわけ。
さらに、血中の脂肪も糖の組織への取り込みを邪魔するので、
腹回りが大きくなってきた人は要注意。

日本人は欧米食が似合わない



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