漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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眠くて仕方がない:気虚、陽虚の養生法

2022-04-02 | 気持ち・眠り

春は陽気がどんどん増す季節なので、体もそれに同調しなければなりませんが、追い付かないと、眠い、だるいという「気虚」症状に陥りがちです。寒暖差が大きいのも体力を消耗して気虚を助長するのかもしれません。

そんなときは普段の養生を毎日行うことです

・朝は早く起きて陽ざしを浴びる(部屋に陽ざしを取り込む)
・朝食をよく噛んで食べる
・脂っこいもの味の濃いもの冷たいものを避け、胃腸の負担を減らす
・日中は適度の運動する(戸外で季節を感じながら)
・夜更かしせず充実した睡眠を確保する

できれば15分ほど昼寝をするとリセットしてスッキリします。

体質を分類してみると

陽気が足りない

1脾気虚:食後は特に眠くなる、手足がだるく疲労感がありすぐに眠りたがる
(ちゃんと食べているようでも胃腸の機能が弱くて、気づかぬうちにエネルギー不足に陥っているタイプ)

2陽気虚衰:体の冷えがひどく、ぼーっとしていて一日中ねむい
(タイプ1が昂じて、代謝が低下し体が温められないタイプ)

邪気が陽気の巡りを妨げている

3湿盛困脾:頭がもやっと包まれた感じでいつも眠い。体が重だるい、胸や胃のあたりが重くつかえた感じがする

4瘀血阻滞:頭痛がして頭がスッキリせず眠りたくなる。動悸や胸苦しさがある

あなたはどのタイプかな?

 

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