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漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
http://kampo.no.coocan.jp/

花粉症(クラリチン研修会から)

2008-02-19 | 調剤薬
花粉症症状の風邪との違い
・毎年同じ時期に現れ花粉が飛散している期間を通して続く
・くしゃみは何回も立て続けに出る
・鼻水は透明でさらさらしている
・鼻づまりはひどく両方の鼻がつまるほど悪化して不眠やのどの渇きが起こることもある
・目のかゆみが強く、涙が出ることもある
・発熱や筋肉痛はあまり見られず微熱程度


花粉に対する抗体反応が起こる流れ
・花粉が入ってくる
・リンパ球が花粉を「異物」と感知してIgE抗体をつくる
・IgE抗体が肥満細胞の表面にくっつく
再び花粉が入ってくると
・鼻や目の粘膜にいる肥満細胞のIgE抗体と花粉が結合する
・肥満細胞からアレルギー症状を引き起こすヒスタミンなどの化学物質が放出される
・くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が現れる

ロラタジン(商品名クラリチン)の特徴
抗アレルギー作用を有する抗ヒスタミン薬
眠気、集中力低下などの副作用が比較的少ない
(クラリチンとアレグラ(フェキソフェナジン)は自動車運転時服用を避けるという注意項目がない)
速効性がある(ただし5日目以降はものとあまり差はなし)
1日1回食後(朝でもよい)
エリスロマイシン、シメジチンとの併用注意






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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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花粉症 (ピロ)
2008-02-20 21:17:11
私の花粉症は22歳の時からで、かれこれ30年付き合っています。
しかし、最近は若い頃より症状があまり出ませんね。
歳をとったせいかしら?
今年はまだ出ていないけれど、花粉が多いと聞いていつ出るかとドキドキしています。
返信する
花粉症 (日月)
2008-02-20 22:45:06
いつも楽しく拝見させていただいています。
私も毎年花粉症で鼻水洪水と鼻づまりに
悩まされています。
今年こそは少しでも症状を少なくするために
飲んだ薬やそのときの症状をブログに書き留めるようにしています。
返信する
ピロさま、歳をとると治ればいいなあ (やく)
2008-02-21 20:11:14
歳をとると免疫系が鈍感になるのでしょうか?このあたりも解明されるといいですね。

私の場合は体調によって症状の現れ方が違い、あまり花粉の量には左右されないような気がしています。
で、今年は今のところ症状が現れず、快調です。
このまま行ってほしい~~。
返信する
Unknown (日月さん、いらっしゃいませ。)
2008-02-21 20:17:12
鼻水洪水(!)と鼻づまり、大変ですね。

薬の効き目と体調も観察して、こんな体調の時は薬を飲まなくても症状が軽かったという発見があると、もしかしたら薬を飲まなくても花粉症を克服できるかもしれませんね。

こまめに記録するって大切。というもののルーズな私には難しい作業ですが・・・・
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