やっぱり東山さんはすごい。「流」で直木賞をとった作家です。
そして「流」を超えているかもしれないと思うほど刺激的な展開。
舞台は、複雑な歴史を抱えて渦巻く、濃厚な料理の匂いが路地にも渦巻いている台湾。
中学生の悪がき三人と一人の弟。
両親の人生に巻き込まれて少しずつ、子供のちょっとした行き過ぎからほんの少しずつ
運命が狂い、後戻りできない結末となる
登場人物に根っからのワルはいない
どんな親も子を思い、子も親を慕っているのに、健やかに生きていくことが難しい。
しょっちゅうケンカしてぶつかり合いながら成長していくこの時代の子供たちは、
陰湿なイジメに覆われた今の日本の現状より律儀で健康的に見える。
それでも心に負ったキズは大人になっても癒えることはない。
僕の心を殺したのはだれか、僕が殺してしまったのはだれか、そして僕はだれか。
読み終わって、この題名が心に深く突き刺さり、切ない気持ちになる
「流」に登場した人物もちらとでてくる。
東山彰良:(本名:王 震緒) 1968年台湾生まれ
⇒「流」「ジョニー・ザ・ラビット」
⇒「ライフ・ゴーズ・オン」
⇒ブログカテゴリー本
そして「流」を超えているかもしれないと思うほど刺激的な展開。
舞台は、複雑な歴史を抱えて渦巻く、濃厚な料理の匂いが路地にも渦巻いている台湾。
中学生の悪がき三人と一人の弟。
両親の人生に巻き込まれて少しずつ、子供のちょっとした行き過ぎからほんの少しずつ
運命が狂い、後戻りできない結末となる
登場人物に根っからのワルはいない
どんな親も子を思い、子も親を慕っているのに、健やかに生きていくことが難しい。
しょっちゅうケンカしてぶつかり合いながら成長していくこの時代の子供たちは、
陰湿なイジメに覆われた今の日本の現状より律儀で健康的に見える。
それでも心に負ったキズは大人になっても癒えることはない。
僕の心を殺したのはだれか、僕が殺してしまったのはだれか、そして僕はだれか。
読み終わって、この題名が心に深く突き刺さり、切ない気持ちになる
「流」に登場した人物もちらとでてくる。
東山彰良:(本名:王 震緒) 1968年台湾生まれ
⇒「流」「ジョニー・ザ・ラビット」
⇒「ライフ・ゴーズ・オン」
⇒ブログカテゴリー本