東山さんのこの文章は、詩とか俳句を読んでいるような軽快で美しい流れ。
ふんふんと読み進んでしまうと肝心の物語の真意がわからなくなる。
生きる道または死へと向かう道がどう選択されて暮らしているのか
という哲学的なテーマを扱っているので、このリズミカルな文章をじっくり読み解かなければならない。
と言うわけで、二度読みしました。三度読みしたいくらい。
いくつもの仮定(経験による思い込み?)によって選択を重ね人生は進んでいくようです
つまり真実なんて存在しない
神や悪魔は存在しているのではなく、人の思い込みによって存在させられているという
家族のだれかに反発しながら、自分は不幸だと思いながら、
誰かに仕返してやりたいと怒りにまみれながら、思春期を成長するけど、
だれもが日々余裕なんてなくギリギリで選択している
他人のためできることなんてあるんだろうかというような言葉も出てくる
人のことを思いながら人のことを傷つけながら人生は続く
実は、主人公の若者はすでに瀕死の状態(おそらく誰かに刺されて)
ミスターソンブレロ(たぶん死神)と共に彼は過去を思い返す
いつから、どの選択から死へと向かうようになったのだろう・・・
途中からは、主人公の魂は「飛び」、家族や友人の景色をみる
そして思う、ああ僕はそんなに不幸じゃなかったんだと
刺激的な物語でした
東山 彰良 本名:王 震緒、1968年台湾生まれ 2015年 「流」で直木賞
ふんふんと読み進んでしまうと肝心の物語の真意がわからなくなる。
生きる道または死へと向かう道がどう選択されて暮らしているのか
という哲学的なテーマを扱っているので、このリズミカルな文章をじっくり読み解かなければならない。
と言うわけで、二度読みしました。三度読みしたいくらい。
いくつもの仮定(経験による思い込み?)によって選択を重ね人生は進んでいくようです
つまり真実なんて存在しない
神や悪魔は存在しているのではなく、人の思い込みによって存在させられているという
家族のだれかに反発しながら、自分は不幸だと思いながら、
誰かに仕返してやりたいと怒りにまみれながら、思春期を成長するけど、
だれもが日々余裕なんてなくギリギリで選択している
他人のためできることなんてあるんだろうかというような言葉も出てくる
人のことを思いながら人のことを傷つけながら人生は続く
実は、主人公の若者はすでに瀕死の状態(おそらく誰かに刺されて)
ミスターソンブレロ(たぶん死神)と共に彼は過去を思い返す
いつから、どの選択から死へと向かうようになったのだろう・・・
途中からは、主人公の魂は「飛び」、家族や友人の景色をみる
そして思う、ああ僕はそんなに不幸じゃなかったんだと
刺激的な物語でした
東山 彰良 本名:王 震緒、1968年台湾生まれ 2015年 「流」で直木賞