疲れた時は、「森絵都」だと思う。
二人の中学生姉弟の物語。
「陽子、時代は刻々と流れてるんだよ」
一つ違いの弟「リン」が、
朝、まだ起きようとしないさぼりグセがついた姉「陽子」に向かって、
ふと言う言葉。
しかもリンの声は朝にぴったりなステキな声らしい。
中学生がそんなこと言うか?と思うけど、その声がステキならば、
いっぺんに目覚める気分になる。
そして題名の「宇宙のみなしご」
最大級の孤独感が押し寄せることば。
教師に向かずインドへ行ってしまった若い女性が
一人の気がかりな生徒に言い残した言葉をその生徒が大切に語る。
「ぼくたちはみんな宇宙のみなしごなんだから。ばらばらに生まれてばらばらに死んでいくみなしごなんだから。自分の力できらきら輝いてないと、宇宙の暗闇にのみこまれて消えちゃうんだよって」
気持ちをわしづかみにされて、ノックアウトです。
あっという間に読めちゃうけど、心がツヤツヤ健康になれる本。
梅雨が明けてやっと星空が見えるようになった今夜にぴったり。
森 絵都 1968年4月生まれ、東京都出身
二人の中学生姉弟の物語。
「陽子、時代は刻々と流れてるんだよ」
一つ違いの弟「リン」が、
朝、まだ起きようとしないさぼりグセがついた姉「陽子」に向かって、
ふと言う言葉。
しかもリンの声は朝にぴったりなステキな声らしい。
中学生がそんなこと言うか?と思うけど、その声がステキならば、
いっぺんに目覚める気分になる。
そして題名の「宇宙のみなしご」
最大級の孤独感が押し寄せることば。
教師に向かずインドへ行ってしまった若い女性が
一人の気がかりな生徒に言い残した言葉をその生徒が大切に語る。
「ぼくたちはみんな宇宙のみなしごなんだから。ばらばらに生まれてばらばらに死んでいくみなしごなんだから。自分の力できらきら輝いてないと、宇宙の暗闇にのみこまれて消えちゃうんだよって」
気持ちをわしづかみにされて、ノックアウトです。
あっという間に読めちゃうけど、心がツヤツヤ健康になれる本。
梅雨が明けてやっと星空が見えるようになった今夜にぴったり。
森 絵都 1968年4月生まれ、東京都出身