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漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
http://kampo.no.coocan.jp/

オーシャンズ12

2005-01-24 | 映画
「参った」
これは「感動した」じゃなくて、記憶がついてゆかなくて「困った」の意味。

メンバーが多くて、あっちゃこっちゃにフラッシュバックする場面の収集がつかなくなる。会話シーンも、双方の話が通じていそうで実はまったく通じていないという変なギャグの連発。
「あたしってこんなに頭悪いんだ~」
と落ち込みそうな映画。

お得意のはずの盗みの作戦は、場当たり的で次々と失敗する。
「いったい、どうしたんだ」
と思ったら、最後にどんでん返しがありました。でも面白いのか支離滅裂なのかよく分からない気分。

ジュリア・ロバーツの「ジュリアに似た」オーシャンの妻ぶりがよかったね。
地味でも華があり、やっぱ目立つ女優です。

★★★☆

パッチギ

2005-01-24 | 映画
のめりこんで観てしまいましたね~。
1968年、日本と朝鮮の暗い過去を知るには少し幼かった世代が繰り広げる青春映画。

京都の日本人高校生と朝鮮高校の生徒たちとのぶつかり合いと恋愛を通してのつながり。
同じことをするにしても、「過去のいきさつを知っている」ってきっと大切なことなんだと思う。

当時は、「焦っている」かどうか分からないけど、戦争とか体制とかそんな言葉を振り回しながらもがいていたような時代。
「なんで戦争するんだ」の解決を求めて、唄で訴える人間と闘争で訴える2種類の人間が確かにいて、それが「フォークソング」であり「大学紛争」だった。

久しぶりに聞いた「イムジン河」「悲しくてやりきれない」「あのすばらしい愛をもう一度」がこの映画のおかげで一層意味深いものとなりました。

若い俳優たちがしっかり60年代していて、いい味です。

★★★★★