『Crosswinds』 Billy Cobham ☆☆☆☆☆
マハヴィシュヌ・オーケストラにハマり、ビリー・コブハムのドラムがあまりに気持ちよいのでソロ・アルバムにも手を伸ばした。初期の三作『Spectrum』『Crosswinds』『Total Eclipse』を聴いたが、どれも甲乙つけがたい充実した出来だ。ビリー・コブハムを聴いてみようという人はどれから入っても満足できると思う。しか . . . 本文を読む
『僕はマゼランと旅した』 スチュアート・ダイベック ☆☆☆☆★
再読して大幅に評価が上がったので、初めての試みだが、以前レビューを書いた作品を再び取り上げたいと思う。以前のレビューはこちらです。感想がどう変わったか見てもらうと面白いかも知れないし、いい加減な奴だと思われるかも知れない。まあいい。
これは『シカゴ育ち』の次にダイベックが発表した作品集で、連作短篇集となっている。舞台は例に . . . 本文を読む
『ゴーン・ガール』 ギリアン・フリン ☆☆☆☆
NYタイムズのベストセラーリストNo.1となったミステリであり、言うまでもなく映画『ゴーン・ガール』の原作である。映画がとても面白かったので原作本を入手した。当然ながら基本的に映画と同じストーリーだが、思ったより細部が違っていて、また違う愉しみ方ができた。映画化に際して結構手が加えられているようだ。それからもちろん、映画では説明不足と感じた部 . . . 本文を読む
『Up』 ピート・ドクター監督 ☆☆☆★
ピクサーのCGアニメを英語版のDVDで鑑賞。邦題は『カールじいさんの空飛ぶ家』。CGアニメというものをじっくり観たのは初めてだったが、あまり違和感なく、セルアニメと大して違わない感覚で観れたと思う。ただし、部分的には質感のリアルさや映像のきめ細かさに驚く場面が多々あった。最近じゃもうこんなことになってるんだなあ。これを「アニメ」だと思って育った子供 . . . 本文を読む