狼の太陽 2016-05-05 22:52:51 | 本 『狼の太陽』 アンドレ・ピエール・ド マンディアルグ ☆☆☆☆ マンディアルグの短篇集を再読。『黒い美術館』と『熾火』の間に発表された第二短篇集である。タイトルの狼の太陽とは、月のことだ。 収録作は「考古学者」「小さな戦士」「赤いパン」「女子学生」「断崖のオペラ」「生首」の六つ。『黒い美術館』『熾火』と比較すると、初期の陰りある物語性から後期の明澄性へと変化していく途中、という感じがす . . . 本文を読む