巨船ベラス・レトラス 2008-06-14 23:34:27 | 本 『巨船ベラス・レトラス』 筒井康隆 ☆☆☆☆ 『ダンシング・ヴァニティ』を読んだら読み返したくなって再読。初回一気読みしたせいか印象が薄かったが、今回もまた一気読みしてしまった。筒井康隆の小説にしてはかなり読みやすい部類だ。 本書は『ダンシング・ヴァニティ』のような純粋に文学的、審美的作品ではなく、かつての『大いなる助走』のような批評的作品といっていいと思う。批評の対象となっているのは . . . 本文を読む