江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

輝いて美しく

2011-04-25 23:52:39 | 日記
シャンソニエに何回目かに行ったときのこと
その女性歌手は、こう言っては何だが、ごく普通の面立ちをしていた。
それが一旦歌いだすと、見る見るうちに顔に輝きが増してきて、
私は彼女を美しいと思った。
何ということだろう、シャンソンには力があるのか、
いや、きっとシャンソンにドラマがあるからだ
などと考えたことを今でもはっきりと覚えている。
その後彼女の歌を聴いたことが無いし、
他のシャンソン歌手を見に行ってもそういう経験をしたことがないのは、
私の心が曇ったせいかもしれないが、
ともかく不思議な経験をした。

そんな30年も前のことを思い出したのは、
実は昨日、「感動しました」と声を掛けてくれた女性が
実に輝いて美しく見えたからだ。
その女性とは何回か顔を会わしたことがあるが、
可愛いけれども強烈な印象が残る感じ、ではなかった。
心底からの感動は、人を美しく輝かせるものなのだろう。
とすると、私の人形も少しはましになってきたのだろうか・・・・

昨日はもう1つ嬉しいことがあった。
「春男」と名前入りのTシャツを着た外国人の男性
ここ3年、毎年野毛大道芸で私の人形を見るため、わざわざ来日しているとのこと。
今年は随分回りの人に行くなと引き止められたそうだが、
来て良かったと喜んでいた。
リップサービスはあるとしても、嬉しい。
コメント
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