江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

ちりぬるをわか

2011-04-12 00:49:24 | 日記
絶好のお花見日和、この2日間は。
だから昨日は、人は少なかった。
「つ」離れせず。
皆お花見に行っていたようで、羽根木公園はごった返していたそうだ。
それでも初めて見る人も多く、和気あいあいといった雰囲気。
公演後はギャラリーの真ん中に桟敷として敷いたダンボールに坐り宴会。
初めて出会った人々からいろんな話が聞けて、楽しいひと時だった。

そして今日、夕方から雷雨と突風があると予報を聞いて、
明日では散ってしまっているかと思い、急遽お花見に。
場所は昨年に続き府中の森。
それは実に見事だった。
時折風に吹かれて、吹雪のように散る様を見て、思わず声を上げる。
遠くにダイアモンドダストのようにきらめいたと思うと、
頭上から一斉に降り注いできたり、見事としか言いようがなかった。

平日ということもあって人はそれ程多くなかったが、
小さな子どもが多かった。
中にギャルママの一団。
子どもたち同士年齢が近い事もあってか皆仲がよく、いろいろ工夫して
遊んでいる様子は、見ていて飽きなかった。
そしてそのギャルママたちは、子どもたちをほったらかしにしているように見えて
誰か必ずひとりは見ていて、良いタイミングで子どもたちの中に入っていく。
かかとの高い靴を履いて小高いところを上がったり降りたりするのは大変だろうと
思うのだが、全く厭う様子は無い。
子どもが地べたに坐って遊ぼうが、腹ばいになろうが、枝をしゃぶろうが
裸足になろうが好きにさせながら、うまいことリードしている。
しかも監視役が入れ替わり立ち代り替わる上、何人かで見ることもあり
子育てを楽しむうちに自然とそう動くようになったのかと思われた。
だから子どもたちは皆逞しい。
転んでもけろりと立ち上がるし、それをきっかけに遊びを見つけたりしている。

そのうち私はうとうとし始めた。

頭の中では
ちりぬるをわか
この言葉がぐるぐる回っていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする