どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション@三菱一号館美術館』なのだ

2019年11月30日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 三菱一号館美術館で 2020年1月20日まで開催している<印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション>を見に行ったのだ



素晴らしい作品が展示していたけど 感想わ えこうに任せるのだ

三菱一号館美術館 <印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション> 2020年1月20日(月)まで

https://mimt.jp/ygc/

作品リスト
https://mimt.jp/ygc/list.pdf




展示構成

1章 印象派、誕生 ~革新へと向かう絵画~

2章 フォーヴから抽象へ ~モダン・アートの諸相~

3章 エコール・ド・パリ ~前衛と伝統のはざまで~

吉野石膏のコレクションの印象派からエコール・ド・パリまでの作品約70点を展示しており、小さな展示室がまるまる1人の画家の作品になってる部屋も数か所ありました。


気になった作品

3.ジャン=フランソワ・ミレー 群れを連れ帰る羊飼い

油彩、パステル、インクで描かれた作品なので、色の感じや人物や動物が挿絵のように感じた。三日月の出ている夕暮れがいい。


9.クロード・モネ サン=ジェルマンの森の中で


森の奥へと続く道が描かれ、まるで森のトンネルみたい。間違っているかもしれないが、そのトンネルの奥には、オレンジ色で、2人の人影が描かれているように思えた。


11.クロード・モネ テムズ河のチャリング・クロス橋


紫色の霧に包まれたテムズ河を渡る蒸気機関車とチャリング・クロス橋、奥にあるのは、国会議事堂だそうです。紫の霧と川面に映る太陽のオレンジ色がより幻想的な雰囲気を醸し出している。解説に書いてあったが、『モネは画商に「もしも霧がなかったら、ロンドンは美しい街ではなかっただろう。霧こそが荘厳な美を街に与えているだろう」といったという』。


12.クロード・モネ 睡蓮



15.アルフレッド・シスレー モレ=シュル=ロワン、朝の光

遠景には、ロワン川の向こうに街並み(教会?)を描き、川の前の前景には、左に3本、右に1本、木が描かれて街並みを遮り、カーテンのような効果をもたらしていて面白い構図で、川に映った街並みも良かった。

あと、シスレーの作品は6点あって小さめな部屋にまとめて展示しているので、シスレールームと化していてた。


16.アルフレッド・シスレー モレのポプラ並木



さわやかな陽光の感じの良いポプラ並木、ずっと見ていたくなる。


21.ピエール=オーギュスト・ルノワール 庭で犬を膝にのせて読書する少女


陽光に包まれている緑の庭で犬を膝の上に乗せ読書をする女性が描かれている。穏やかな日常といった感じがいい。


22.ピエール=オーギュスト・ルノワール シュザンヌ・アダン嬢の肖像


シュザンヌ・アダン嬢の10歳のときの肖像でパステルで描かれているから色が柔らかいが、大人びた雰囲気がある、

旧松方コレクションで、今はブリヂストン美術館(アーティゾン美術館)所蔵の<少女>と同一モデルだそうです。

※画像が荒いですが、参考として作品を載せます。(クリックすると大きな画像で見れます。)



24.ピエール=オーギュスト・ルノワール 幼年期(ジャック・ガリマールの肖像)


ルノワールの友人で印象派のコレクターでもあるポール・ガリマールの三男のジャック・ガリマールの5歳の頃の肖像画で、男の子とも女の子とも思える長髪の姿が可愛らしい。


26.エドガー・ドガ 踊り子たち(ピンクと緑)


パステルで描かれた作品。公演中の踊り子を舞台袖から見ている構図で2人に焦点があたって他はぼかされている。タイトルになっているピンクと緑の衣装がキレイだし、2人の緊張感も伝わっているよう気がする。


56.マリー・ローランサン 五人の奏者

華やかな服を着ている5人の奏者、みんな薄着で胸がはだけたものまでいて官能的。でも、いやらしい感じでなく美しくまるで女神たちが音を奏で楽しんでいるみたい。


62.モイーズ・キスリング 背中を向けた裸婦

キスリングの友人、マン・レイの作品<アングルのヴァイオリン>を思い出すような裸婦が描かおり、マン・レイの<アングルのヴァイオリン>(1924年)頃のを懐かしんでこの作品を描いたのかも?と解説に書かれていました。


あと、シャガールの<逆さ世界のヴァイオリン弾き>、<サント=シャペル>、<天使と恋人たち>も良かった。


おそらく今回初めて吉野石膏コレクションをまとめて見たと思いますが、素晴らしい作品が多く、良くこれだけ集めたなぁ~と感じました。

先ほども書きましたが、三菱一号館美術館ならではの小さめの展示室を使用した展示なので、1部屋がまるごと画家の作品で固められており、カミーユ・コロールーム、シスレールームがあり、シャガールルームに至っては2部屋で展示しており、素晴らしい展示空間となっていたのも印象に残りましたし、オススメの展覧会だと思います。

年明けまで展覧会は開催しますが、小さな部屋の展示室もあるので、お早めにご覧になった方がいいと思いますよ。


この後わ 神谷町駅に移動して<ナポリスタカ 神谷町店>でランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tibikuro2014)
2019-12-07 22:11:50
こんばんわですにゃ。どるち & えこう さん。
吉野石膏さんの名わ、所蔵先を見て知っていましたが
こんなにコレクションしてるとわ、
驚きましたにゃ。
シスレールーム!惹かれるにゃ。
贅沢な鑑賞空間ですにゃ。
でも、混んでそうで、迷いますにゃ。
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コメントありがとうございます。 (どるち & えこう)
2019-12-07 22:40:11
チビクロさん

こんばんわなのだ

吉野石膏のコレクション 素晴らしかったし 三菱一号館美術館の小さな展示室と相まって 個人の邸宅で見ているような感じの素晴らしい展示空間となっていたのだ(どるち)

シスレールームには、確か6点くらい展示していたと思います。

私のオススメは3階に展示していたキスリングの<背中を向けた裸婦>で、ブログにも書いていた通りマンレイの写真のようで美しかったです。(どるち)
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