呼吸器不全で身体の動きが鈍れば、残念ながら脳内も元気な頃にくらべると停滞しやすい。たいした脳活力でない。活力出すことなく、逃げてばかりおる。そんな私には写真にした、アラン・ブースさんの”日本・旅日記”が一番である。枕元に常駐してある。
で、津軽、四国、白川(他には九州の西郷道があるなぁ)の他に、今日取り上げたのは森内俊雄さんの「翔ぶ影」。文庫本で2冊ほど持っていたのだが、手元になくなり九州の古本屋さんから入手したもの。千円未満で希望に沿ったこんなにも好い品が届くとは、恐ろしく佳い時代に住んでいるのだなぁ。この題名、「骨川へ行く」と同じくアワアワと別の世界に連れられそうである。が、この冊子を求めたのは表題本に納められた”春の往復”を読みたかったため。激しい思い込みゆえ、往復でなく疾走のハズ と何日間も検索。ようやくたどり着いたら、”翔ぶ影”に合わさっていたのです。今、読みつつあります。
うぅん~、なんで芥川賞受賞できなかったのでしょうね・・・帯どおり、吉行さんは好意的ですな。

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