崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

幸運の日

2019年05月16日 05時57分36秒 | エッセイ

 昨日は幸運の日のようだった、韓国と日本からの電話メール、「先生の日」だという。日本にはない韓国記念日である。先生は社会的ステータスと収入の面でも優遇されている。教育を大事にする。韓国の近代化はその力が多きい。昨日アマゾンで再び久しぶりに昨年に出した拙著『慰安婦の真実』にベストセラーマークが付いた。電子ブック出版、世界からKindleで読める新著が出た。遠くから来られたお客からご馳走になった。昨日は特別「運が良い日」だった。特別、幸せを感じる運の良い日もあるのだろうか偶然であろう悪運日もある。韓国では運が悪いことを「財数がない」という。経済的に思うからであろうか。ただ、物事が生じ、消えるだけなのに、人々はだと思っているのだろう。見る「運勢占い」がある。昔、私は村山智順の『朝鮮の占卜』を分析したことがある。


운이 좋은 날

2019年05月16日 05時41分10秒 | エッセイ

 어제는 운이 좋은 날인 것 같다. 아침 한국과 일본으로부터 전화와 메일, 스승날이라고 장용걸, 신기동,최종성, 노진화,이영희 등등으로 이어졌다. 아마존에서 다시 오래간만에 작년에 낸 책에 베스트벨러 마크가 나타나고, 킨들에 새 책이 등록이 되고, 멀리서 찾아 온 손님으로부터 저녁식사를 대접 받았다. 운이 좋은 날이었다. 좋은 날이 있을까. 우연히 생긴 것일까. 악운의 날도 있다. 그냥 일들이 생기고 사라질 뿐인데 사람들이 그렇게 운이라고 생각하는 것일 것이다. 운세를 보는 점이 존재할 뿐이다.   


「愛されている」

2019年05月15日 05時55分19秒 | エッセイ
 台湾から頼氏が老犬ミミに会いたいと言ってこられ、お見舞いなさるように会った。ミミは今便通で苦労し、家内は深夜マッサージ、浣腸処置などで眠らず介護した。私も眠れず見守った。何故か私はイヌの排泄物が汚物ではなくなったのである。介護が負担と感じない。以前のエゴイスト的な性格が全く変わっている。なぜ私がこのように変ったのか、どう考えても不思議。ミミと自分の高齢とを重ね合わせて考えるからでもあろうが、本気で愛するからである。愛犬は実に「愛されている」という実感がある。

下川正晴氏の『日本統治下の朝鮮シネマ群像』

2019年05月14日 05時32分46秒 | 研究業績

 下関地元の人から下関には冬と夏の間の季節がないといわれた。日本では「四季」と歌われても、ここ下関では冬と夏、私は「二季だよ」と返した。世界的には広く乾季と雨季の地域はあるが、この二季「寒季と暑季」「冷暖」房、冬服と夏服など、どう表すべきか。既に梅雨宣言の声が聞こえる。昨日研究所で本を分類しながら韓国についても「冷と暖」の本が多いことが気になった。「反日と嫌韓」の本が多く、日韓関係も「冷暖」の二季しかない。
 韓国映画に関する本が届いた。下川正晴氏の『日本統治下の朝鮮シネマ群像』。日本の植民地朝鮮の映画に関する映画が総網羅している。著者はソウル在中経歴や韓国の友人も多く、私も彼と研究会などを一緒にしたことがある。私は彼を招請講義に呼び、長く話をしたこともある。私も彼と同様植民地の映像に関心があり、共通している。10年ほど前韓国で『映像が語る植民地朝鮮』を出して、最新著の日本語版(2018.10)についてネットではコメントもいただいている。彼の著書から刺激され新しく分析を始めようと思っている。


「母の日」

2019年05月13日 06時05分51秒 | エッセイ

 昨日は「母の日」、韓国の「父母の日」、牧師家族から信者たちへカーネーションが贈られた。嬉しい。その若い牧師が説教の冒頭、信者たちへ感謝の挨拶、異例な新鮮さを感じた。 聖句は有名なペテロのイエスを3回否定する裏切りの話の前段階の話である。一瞬私は疑った。今私が執筆中のエッセーで「裏切り」の聖句を以て、ある牧師と質疑中であるからである。この説教では「私を愛するか、どのくらい愛するか」など愛の質を問う、母の日のメッセージ、バランスがとれた良い説教であった。私は2回も褒めた。私の高慢さと言われるかもしれないが私の愛である。母の日に合わせて広大時代の弟子の上田君からプレゼントが届いた。彼は新学期から南山大学へ転勤した。ますます学界の重鎮になっていくだろう。

 

天皇を'日王’と表記するのは間違い

2019年05月12日 06時10分16秒 | エッセイ

 韓国の代表的な月刊雑誌「月刊朝鮮」には日本に関する記事が載る。日韓で問題になっている徴用工、慰安婦に関するものはない一つの記事がある。「日王」ではなく「天皇」だという。私の記憶からは朝鮮日報が初めて、主導的に「日王」と表記し、言ってきたので当時私は韓国の毎日新聞に論説で訂正を主張したことがある。その朝鮮日報社系列社が発行する雑誌に「わが言論では天皇を'日王’と表記するが、日本人が天皇制に対して思っている特別な感情を知らない表現といえる」と述べている。大きい進展だと歓迎する気持ちである。
 昨日研究所で長く本を触りながら仕事、読書で過ごし、明屋書店に寄った。拙著が並べられているのをみた。また店長と相談もした。先日本欄で『植民地朝鮮映像が語る』についてお知らせを書かせていただいた直後書店に10件以上注文があって感謝であり嬉しいことではあるが、本屋としては書店販売以外には事務的に対応できないということで、東亜大学東アジア文化研究所が対応することにした。dgpyc081@yahoo.co.jpに連絡いただければ幸いである。
 


韓国からオープンキャンパス

2019年05月11日 06時16分34秒 | 講義

 昨日韓国からオープンキャンパスに来られた学生や校長先生らを迎え、一行の中の元広島領事の金賢中氏と昼食をしながら広島時代の話が披露された。途中講義にもどり、私の定期健診、鵜澤副学長とまた港送別、同僚の病見舞いなどで忙しかった。
 私の忙しさとは真逆な患者の忙しさを感じた。患者は病気などとの戦いで真剣である。早い回復を祈る。彼は私より20歳以上若い、医療施設は良い日本、頑張って欲しい。日本文化論の講義では前回の天皇制についてほぼ「知らない」と書かれていた。原爆のキノコ煙と玉音放送の映像を見せてから意見を発表させた。タイからの留学生が王様と仏僧は尊敬するが、軍隊が権力を振る国であることに触れ、その点を議論した。


アジアの英語

2019年05月10日 05時34分06秒 | 講義

  山口県日韓親善協会の専務理事の伊藤巧氏から電話、先日原稿請託に応じ投稿した拙稿が掲載されるという、嬉しい。何故かは多くの読者も知っているように続いて韓国側からバッシングがあったからである。悪く(親日)と批判されることもあるが正しく評価してくれる人も多い。
 直後「アジア文化言語論」を講義した。多民族国家の留学生を混合するように座席を指定した。日本語が共通語であるが、英語を使うこともある。今アジアでは英語を通してコミュニケーションすることが多い。英語圏ではない地域では英語が共通語になることが一般的でもある。英語はノンネイティブ・スピーカー同士で話す率が高い。その英語地域のアジアでは今、約三億五千万人が英語を使う。六人に一人が英語を使う。非常に大きな英語圏になっている。国際英語であるが、国内の共通語になっている国家もある。
 シンガポールは植民地旧宗主国イギリスから独立したときに、国語を何語にするかは、非常に大きな問題になった。中国語、マレー語、タミール語、英語の四つの公用語をもつ。結局英語が第一公用語となった。スリランカは旧宗主国の言語をやめてシンハリ語だけを国語にし、民族紛争が続いている。政治家の判断が国家の運命を左右する。自主独立して不幸な国、北朝鮮、ルワンダ、ジンバブエなどなどの国を見て、よく考えて欲しい。

 

 

 


『百年を生きている』

2019年05月09日 05時41分23秒 | エッセイ

 昨日ある地元新聞記者と取材ではない談笑を長くして帰宅してメールを見ると、ソウルの高校の同級生から哲学者・随筆家金亨錫氏のインタビューが送られてきた。私が青春時代以来愛読している金先生は九十才でお元気、執筆を継続しているという話である。最近『百年生きている』という本がベストセラーだという。「働かないのは大変だったよといいは、仕事が人生です」。彼は同僚たちから雑文書きと非難されたが、彼は「私は私だ。他人の視線にこだわら、私の人生の責任であ」と考えできた。金性洙(1891~1955)を親日派だという人がいる、私は否定する。その当時はある程度有名人であれば状況分からないのに親日派だと呼ばれることも多かった。

 김형석은 아흔여덟 살인데도 나무처럼 꼿꼿했다. '백년을 살아보니'는 10만부 판매됐고 지금도 일주일에 서너 번씩 강의를 한다. 1920년 태어나 6·25 전쟁,  "여든 살이 될 때 좀 쉬어 봤는데 노는 게 더 힘들더라"며 덧붙였다. "내게는 일이 인생이에요. 남들은 늙어서도 그렇게 바쁜데 행복하냐고 묻습니다."우리 철학과 교수들은 '궤도 밖 외도'라고 손가락질했지요.나는 나다. 시선에 구애받지 말고 내 인생은 내가 책임지자'는 생각이었습니다.상아탑이 학문의 전부는 아니에요. 김성수에 "누구는 그를 친일파라 하겠지만 저는 부정합니다. 그때는 이름 있고 한자리씩 가지고 있는 사람에겐 그런 일이 아주 많았어요. 정황도 모르면서 어떤 기록이 나왔으니 친일파다 하는 건 섣부르고 얕은 생각이죠.” 


私の読書法と映像鑑賞法

2019年05月08日 05時57分53秒 | エッセイ

 我が家は新築状態に復元したかのように奇麗になった。家内の姉が連休期間より長くおられ、生活を一緒にしながら清掃をしてくれた。履く、拭く、磨くという分け方があるが、彼女の清掃はそのレベルをはるかに超えたコンピューターの復元モードであろうともいえる。それと合わさったようにその期間、私の読書、執筆、映像やドラマ鑑賞も質をアップグレードした。私の研究のための読書法を紹介する。まず本文をスキャンして読みながらリライトする。解体と再構成のニュークリティーズム批評論で学んだ作業である。昨日は「南太平洋South Pacific」を映像分析のように鑑賞した。英語のトーキーと英語字幕でミュージカルを楽しんだ。ハワイの隣島での撮影、景色と恋愛だけで楽園のような映画のようであったが突出する台詞、アメリカで教育されたtaught憎しみと戦争の心を抜き出せるパラダイスparadiseへというセリフに私は大きく感動した。映像分析の楽しさの最高潮であった。


お知らせ

2019年05月07日 05時27分36秒 | 研究業績

 連休の最後の昨日、彦島の和田邦子氏から筍をいただいた。これで2年目、地域の住民から愛されていると感じる。5月初めからキンドル販売予定が連休で遅れている。長府の明屋書店に下関地域での総販のようなことをお願いしてきた。店長の高橋行雄氏が親切に受け入れて下さった。その本屋には拙著『慰安婦の真実』『米軍慰安婦の真実』(ハート出版)が10冊ほど並べられていた。今度は新著『植民地朝鮮映像が語る』(東亜大学東アジア文化研究所、2018)置いていただいている。

<販売>は明屋書店・長府店 〒752-0928 山口県下関市長府才川2-12-7 ℡083-248-1144 

<注文>は東亜大学東アジア文化研究所 dgpyc081@yahoo.co.jp


トマト

2019年05月06日 06時12分51秒 | エッセイ

 連休中いただいたプレゼントのトマトを近隣にも分けて食べている。それは長府のリサイクルセンターまで足を延ばすことになった。帰りに明屋書店に寄ったら店長が私が『慰安婦の真実』の著者であると知っていた。そこから旧イギリス領事館で開かれている古本市にも寄った。梓書店など数店が本を出していた。またくまざわ書店により映画DVD「南太平洋」を購入した。観光人類学の講義資料であり、帰宅して視聴した。ストーリーは当時の軍人と看護士の恋愛物語り、南太平洋の素晴らしい景観、ロマンスの幸せを満喫する。明日から平日に戻る。ハレからケへのリズム、ハレが長くケガ短くなっていく将来の時間意識構造の変化の予兆であろう。


食器棚

2019年05月05日 06時15分03秒 | エッセイ

私のような自由業のような研究生活はリズム生活が緩いかも知れないが、それなりに規則的である。連休中、家内の姉と過ごし、家がピッカピカになる。お風呂が新品化されたようになった。その調子に乗って私の模様替え嗜好が芽生え、応接間中央に食器棚を立てた。食器を飾るには気になることがある。若い時読んだ韓国・清涼里脳病院長の崔臣海(1919∼1991)の随筆を思い出す。家庭訪問してその家の性格をキャッチするという。食器や酒瓶などを飾ると食欲人、布団ダンスを飾ると寝る文化などと判断するという。これから我が家を訪ねてくる人はどのような印象を持つか気になる。


祭りの比較

2019年05月04日 06時11分17秒 | 研究業績

 長すぎる連休、月の半分が休日、楽しむ人とつまらなく過ごす人に分かれる。その最中か、昨日は下関の名物祭りである赤間神宮「先帝祭」を見に行った。45万人と報道されるが観光客がここ下関にだけ集中したわけではない。全国的に人が浮遊し、歩くと思う。私も天気も良く気持ちよく参加した。ただ壇之浦の合戦で入水した安徳幼帝を偲ぶ「上臈参拝」行列を見るために赤間神宮の階段を上っていっても見られる場所を探せず残念であった。

 海辺で行われるミュージカル、華麗な正装の遊女の八文字をだっぷり観覧した。死者の怨恨を慰める祭りが演芸とされたミュージカルをが公演された。私は韓国の巫祭を思い出しながら観た。巫祭松の神木が先帝祭では榊に、シャーマンのクッがミュージカルとして私の目に映ってきた。感無量であった。私は若い時、韓国東海岸に転々として行われるムーダン儀礼、旅巫人を長期間同行しての現地調査の場面と先帝祭がタブって見えて、いろいろなことを思い出した。この地元行事と海を挟んで日韓がで共有しているものがあると感じたことは大きい収穫であった。これから祭りの比較へとさらに研究は広がる。