崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

民族とは何か

2019年05月23日 05時18分05秒 | 旅行

  国家や社会のためにと訴える人の映像や画像が氾濫する。私はどうだろうか。自分の研究歴を振り返って見てもそのような愛国心や愛族心の熱気は見当たらない。世界への調査旅行もほぼ自分の好奇心によるものであった。ただ現地で問題点を感じ、日程変更が多かった。シベリアのシャーマニズムの調査中、サハリンの朝鮮人犠牲碑石を見つけ、ショックを受け、そして急転向、民族とは何かへの問題点を考え、調査し、拙著に書き残した。南アフリカで植民地支配者が憎まれず記念されている碑石を見てもショッキングであった。新しく出版予定の原稿を、今校正中である。それは社会へ貢献する意識とは全く異なる。今ドストエフスキーの『罪と罰』と山本氏(写真)の『林の坂』を読んでいる。慰められる。個人の創作と社会への貢献はどう関わるのだろうか。                                   

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