崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「対話」の意味

2018年06月02日 05時35分00秒 | エッセイ

 連日日大内田氏を猛撃するメディアをみると「確認射殺」(二重殺し)までするように感ずる。正義か、虐めか。北朝鮮向けの政策も「拉致」一方、敵対しか感じない。 「圧力と対話」という日本政府の標語だが、私にはその「対話」の意味が分からない。米朝が交渉と対話を進行し、予定通り会談をするという。歓迎したい。トランプ大統領は「圧力」という言葉を使わないと言う。韓国は休戦状態から「終戦宣言」も期待している。私は朝鮮戦争を思い出してしまう。校正作業中の次作の新刊で私は朝鮮戦争をめぐる私の生体験を語る。それは単純な情報の本ではない。虐め、敵対を止めて、物事への正しい見方への強いメッセージである。



カザフスタン抑留記

2018年06月01日 05時27分49秒 | 研究業績

 テレビ新広島のドキュメンタリーを見て、2009年数回山口県周南市熊毛町の八代盆地に住んだ弘中数実氏にインタビューと彼の体験記ノートを整理したものがあるのを思い出した。このように下関に住み始めて以来郷土史的な資料を発掘して整理、出版などもしたが地元の人、メディアは関心が少ない。彼らは郷土愛よりは、排他心が強いように感じる。弘中氏は日中戦争とカザフスタンに抑留を体験し、日記式のノートを残した。これに関して次の作業にしたい。