崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「忖度」(알아서)

2018年06月06日 05時24分28秒 | エッセイ

 この数日は特にコンピューターから離れられない。6月朝鮮戦争記念日頃に出る次作のために出版社の編集者とのやりとりをするためである。250余ページの本の原稿や写真などの校正紙がネット上受信、送信しながら作業を進める。このように仕事の超スピード感が好きな私を知っていただいて(?)嬉しい。ネットでも理解と信頼があれば仕事が効果的に上手くいける。これは命令や指示によるというより、自ら判断して仕事をする姿勢である。「忖度」という日本語を初めて知った。韓国語ではアラソ(알아서)「自ら判断して行うこと」という意味である。上司に部下が忖度するのは良い、今日本では悪いように使われている。日本語、日本的思考の理解は難い。あまりにも浅い枝葉的な問題に没頭し、大局的に外れているからである。