『「アジア的価値」とは何か』(青木保/佐伯啓思編、TBSブリタニカ、1998)に書いた拙稿に関する読者からの手紙を抜粋して紹介する。
<本の内容>
序:今なぜ「アジア的価値」論か(青木保)
「アジア的価値」派存在するか(佐伯啓思)
「多にして一」の秩序原理と日本の選択(山室信一)
日本はどのように「入亜」するのか(宮本光晴)
近代日本のアジア主義(筒井清忠)
アジアの時代は本当か(粕谷一希)
韓国の反アジア的パラダイム(土佐昌樹)
「儒教文化圏における伝統的価値観と近代化」(崔吉城)
中国的秩序における個人の位相(季衛東)
アジアは「和魂」を受容できるか(倉沢愛子)
他者の言葉で語る自己(永淵康之)
東と西、そして南(春日直樹)
「文明の没落」の中のアジア的価値(佐藤光)
「アジア化」の進展とデモクラシー(梶原景昭)
グローバリゼーション下のアジア(守口親司)
「東洋の理想」論瞥見(青木保)
<手紙>
拝啓
初秋の候、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。9月に入りましたがまだまだ暑い日が続きますね。教授の母国大韓民国はいかがですか。
私は教授が広島大学在職中に書かれた「儒教文化圏における伝統的価値観と近代化」『アジア的価値とは何か』(青木保・佐伯啓思編)を読んでいます。私が教授のご研究分野のみならず朝鮮半島の文化文明歴史に強い関心を持ったのは私の母校が韓国の大学校と姉妹関係にあることと在学中韓国出身の先生との出会いがあったからです。それまでは日本に一番近い外国にもかかわらずあまりにも無知過ぎなことを知りました。
出張で中断したこともありますが自宅の近くにある図書館で働きながら朝鮮半島の文化、文明、歴史の他に韓国、北朝鮮の政治経済も勉強してきました。そこで「儒教文化圏における伝統的価値観と近代化」はアジア情勢にますます関心を持つきっがけとなった書物でした。これを読んだ東亜大学の学生、卒業生はどのくらいでしょうか。東亜大学とは何の縁やゆかりもないよそ者ですが、東亜大学は独創的な研究をしている先生に恵まれた大学のひとつと思います。教授から習える、習えた人は恵まれていると思います。一度お目にかかれたらこれ以上の喜びはありません。
<本の内容>
序:今なぜ「アジア的価値」論か(青木保)
「アジア的価値」派存在するか(佐伯啓思)
「多にして一」の秩序原理と日本の選択(山室信一)
日本はどのように「入亜」するのか(宮本光晴)
近代日本のアジア主義(筒井清忠)
アジアの時代は本当か(粕谷一希)
韓国の反アジア的パラダイム(土佐昌樹)
「儒教文化圏における伝統的価値観と近代化」(崔吉城)
中国的秩序における個人の位相(季衛東)
アジアは「和魂」を受容できるか(倉沢愛子)
他者の言葉で語る自己(永淵康之)
東と西、そして南(春日直樹)
「文明の没落」の中のアジア的価値(佐藤光)
「アジア化」の進展とデモクラシー(梶原景昭)
グローバリゼーション下のアジア(守口親司)
「東洋の理想」論瞥見(青木保)
<手紙>
拝啓
初秋の候、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。9月に入りましたがまだまだ暑い日が続きますね。教授の母国大韓民国はいかがですか。
私は教授が広島大学在職中に書かれた「儒教文化圏における伝統的価値観と近代化」『アジア的価値とは何か』(青木保・佐伯啓思編)を読んでいます。私が教授のご研究分野のみならず朝鮮半島の文化文明歴史に強い関心を持ったのは私の母校が韓国の大学校と姉妹関係にあることと在学中韓国出身の先生との出会いがあったからです。それまでは日本に一番近い外国にもかかわらずあまりにも無知過ぎなことを知りました。
出張で中断したこともありますが自宅の近くにある図書館で働きながら朝鮮半島の文化、文明、歴史の他に韓国、北朝鮮の政治経済も勉強してきました。そこで「儒教文化圏における伝統的価値観と近代化」はアジア情勢にますます関心を持つきっがけとなった書物でした。これを読んだ東亜大学の学生、卒業生はどのくらいでしょうか。東亜大学とは何の縁やゆかりもないよそ者ですが、東亜大学は独創的な研究をしている先生に恵まれた大学のひとつと思います。教授から習える、習えた人は恵まれていると思います。一度お目にかかれたらこれ以上の喜びはありません。
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