崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

夜景は綺麗

2016年08月08日 05時48分36秒 | 旅行
朝早く貸し切りのマイクロバスが来たのを見て失望した。19人乗りとして小さい。さらにガイドは初歩の韓国語、観光や調査に不十分な予感がした。簡単な話はできても説明は解らないので調査の基本条件が満たされない。補助席も使い昼の暑さには冷房量も間に合わず大変な日程であった。それでも案内者にカンボジアの事情を聞くこととした。フランス植民地は強制されて行われたことではないので反感はない。日本の侵略に対しても悪い感情は強くない。それより悪かったポルポト政権があったからである。韓国より日本が経済的に優位とは思われるが彼は韓国が好きであると言う。東南アジアで韓国が日本より好きであると言う話を初めて聞いた。車はトヨタであり、人は韓国人との関係が多く、深いという。
 観光一番とされている王宮に行ったがどこも冷房のついているところがない。金色塔や飾り以外には日本では基礎工事で使うようなペイントが塗られており、古いもの、本物の確認ができないものが多い。靴を脱いで入る所もあり修業に来た感もあった。フランス植民地遺産の建物もほぼそのようにペイントされていてわかりにくく混在している。昼は現地食を避ける希望から韓国食堂の「崔固執」でカルビ湯を食べた。
 プノンペンでははキリンフィールドkilling fieldは必見、暑さと残虐さに憂鬱になった。ダークツーリズムの典型である。イャーフォンで日本語の説明を聞いた。残虐を観光化している。そこからマーケットへ、薄い屋根の下に店舗がコンパクットにたくさん並んでいるところに入ってしまって窒息するような感じであり、冷房のあるカフェに入った。マンゴジュース、それがお腹を悪くしたようであった。夜にはタクシーでイオンモールへ、夜は汚い道路辺が見えなく、夜景は美しい。夕食はカンボジアの米粉麺が美味しかった。帰りはソウルの慶熙大学の李チャンシュ教授夫婦と4人乗りのツックツックTuktukに乗った。安い乗り物ではあるが日本の人力車に乗った高級感もあった。ゴミなど俗なものが見えない夜はきれいだった。

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