崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「帝国日本の植民地を歩く」文化人類学者の旅ノート

2021年01月07日 06時08分32秒 | エッセイ
崔先生
「帝国日本の植民地を歩く」文化人類学者の旅ノート
両目の手術後、年末年始に掛けて読み終わりました。子どもの頃大好きだった紀行文学を読ませていただいた気がします。私が言ったことがないところばかりで、知らなかったことが、崔先生の実体験を通して感じられ、考えさせられること多くありました。
北海道出身の私には「樺太」への旅を次回期待したいと思いました。
「帝国日本の植民地」でも、人、土地、歴史、文化が異なれば、被植民側の現代日本人への印象と関わり方が異なるのも、興味深いものを感じました。
最後の部分に書かれていた、殉教した英雄の扱いと、ナザレのイエスの「救世主」になった扱いの関係性の部分は、私も似たような印象があり、また「聖徳太子」についての梅原猛さんの解釈とも通じるところを感じました。
最後に、気になったのが150ページのアイルランド野歴史について書かれた部分は、印象としては、幾つかの段落ないし文章が欠損したような印象を受けてしまいました。そのページは残念に思いました。
全体を通しての印象は、「旅ノート」として非常に読みやすく、おかげさまで非常に多くのことを学ばせていただきました。
私のタイムラインでも報告させていただきます。
ありがとうございました。
Masumi Abe (在カリフォルニア)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿