崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

春海保健大学

2011年01月19日 06時11分21秒 | エッセイ
釜山から蔚山市蔚州郡熊村にある春海保健大学に着いたのは11時、入り口で企画処長らが迎え、歓迎の花束をいただいた。エレベーターの前に金煕珍総長(写真中央)と鄭副総長(総長の隣)の二人の女性が立って迎えてくれた。総長室で自己紹介を終えて、役員などが集まっている歓迎式場へ行った。総長の歓迎挨拶に対して東亜大学の鵜沢副学長が応えるご挨拶、日本語の通訳者がいなかったので、私が通訳した。続いて私の挨拶とこれから時代を先に行く東アジアで大学の連携について話をした。春海保健大学は就職率100%、総学生数2、300人で看護学科の学生が1000人、それも入試競争率が10対1であり、全国的に有名、国家の支援も毎年30億ウォンをうけるという。女子学生が8割、教員60人の中7割が女性であるという。研究より実習が中心であるという如く、病院に準する施設を見て廻り最後に設立者の記念館「春海歴史観」で大学の歴史がわかるように展示してあるものを見た。設立者は日本の名古屋大学で医学博士号をとった方であり、その息子嫁の現在の金学長はソウル大学校医科大学出身である。
 展示館を出ると金学長が車側で立って待っておられるその車に乗り、同席して山の中の朝鮮式家屋の食堂チャマシル(차마실)に行って伝統的な韓国料理で本当に「対話のある食文化」を満喫した。20年後輩に当る女性の学長が私の脇を支えて階段を下りた。学長以下金美淑看護学科長らに暖かくされて男性の学長とは違った細かさが強く感じた。大邱から私を空港まで送ってくれる車に乗って無事帰国することができた。謙遜に私の鞄持ち役をしてくれた鵜沢副学長、同行してくれた石本社長、韓国入試処崔鐘星院長などに感謝している。このように大学間交流に力をいれていることに2年生の本山君が励ましの言葉を送ってくれた。

 本日のブログ「韓国へ」を見ました。国際交流が盛んになる中に日本の地方の大学は、特に私立大学の場合、学生獲得に大変な事と私も承知しております。ブログによると学生の交流や学術協力について会談されたようで、昌信大学の方の対応が難しいようであると書かれています。私は、まだ学生で、このような交渉の場の様子はわかりませんが、将来、日本、韓国、中国はアジアにおいても重要な関係になると思います。学術協力や学生の募集では様々な課題があると思いますが、下関を学術の国際交流都市にするためにも是非頑張って頂きたいと思います。本山大智

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