崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

思いがけないお祝い

2014年04月27日 03時22分31秒 | エッセイ
桜の花見に春を迎えた喜びのさなか、韓国珍島沖で起きた悲惨事がまだ収束完了されないまま4月を終えようとしている。単純な沈没の事故と思われたが、初動対策ができず多くの乗客の救出ができなかったことには苛立ちと悔しさと憤りを覚えた。危機においてはパニックになることを勘案しても救命ボートも作動させず、船長をはじめ乗組員が先にすべきことを放棄して船から離れ、さらに船長が宗教人であること、行政監督などまで膨らんでいって韓国社会の問題点そのものであるということになった。韓国のこのような状況は中国に似ている。しかし今韓国は「親中」政策をとる。経済大国、「大国」へ向かうことは当然であろう。しかし個人所得は中国の国民1人当たりの年間所得はアルジェリアやアルバニアと肩を並べており、米国の10分の1しかない。世界84番目だということを考えなければならない。また人類史的に非難される帝国主義をコピーしているような「大国主義」を警戒しなければならないのに若い青年を中国に留学させるということは韓国の未来に大きい問題になると思う。
 日本の北部では桜の花見が続く中、オバマ大統領歓迎ムードが残っている。これから長い連休が続く。昨日わが夫婦は海辺の食堂で昼食をとった。焼き肉店「やすもり」から家内の4月12日の誕生日祝いの葉書が来てしばらくなっていた。4月が過ぎる前という期限限定のサービス券であった。昼食のデザートとして3種類のシャーベットと小さい爆竹とお祝いの文字が書かれた大きい皿を受けた家内は大喜びであった。誕生日は過ぎてからのお祝いであるが、思いがけないお祝いであった。帰宅して、お客さんを迎えた。山尾氏が竹の子を持って来られた。彼は第2期「楽しい韓国文化論」のOBである。昨年は彼の自宅の竹林でパーティをしていただいた。夕食はもちろん筍のご馳走であった。

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