崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

絹代塾長として

2013年04月24日 03時29分24秒 | エッセイ
 私が「絹代塾」の塾長として今年度の仕事を5月から始めることになった。昨日その月別会の内容の構想を考えた。大学側から鵜澤副学長ら3人、田中絹代メモリアル協会から河波事務局長ら3人が参加して私の研究室で話し合った。私は会の規模にとらわれず映画をもって、「感想と思考の時間」にしたいこと、地域が狭いなので新しい内容にし、同じ内容の話を繰り返さないことを前提にすることをいった。ただ映画を見せるのではなく、また知識や博識を披露するのではなく、映画をどう見るか、そのメッセージを議論すること、映画を観ながら感想を話し合う深みと重みのある研究会にしたい。さらに重なる下関映画祭、東亜大学東アジア文化研究所の文化講座「楽しい韓国文化論」などの準備も気になる。
 その後下関中等学校に交換教員として来られた張洪碩氏(写真最長身)の歓迎晩餐会に参加した。その時前任者の呉信媛氏から国際電話が掛ってきて順番に通話した。私は半分冗談で、張氏に前任者の呉氏の活躍を称賛した。彼女の送別会が10回以上、多くの人を泣かせ、別れたことを笑いながら話した。外国では一人一人が外交官の意識を持つようにというメッセージを発信した。昨日はいろいろな人に重荷になるような発言をしたような気がする。しかし、それはただの重荷ではなく、共に担う、共に生きる「楽しみ」であってほしいという願いでもある。

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